ニンジャスレイヤーTRPG第2版非公式ルール:ナワバリ
システム
スコルピオンにとっての「ヤバイ・オオキイ」や、エーリアスの「ワザ・スシ」、ブレイズの「ヨタモノ」のように特定の店舗・施設をニンジャ固有の関係の深い場所として扱うことで、万札などの利益を得る。
このルールは、複数人で長期のキャンペーンを行う際に、キャラクターの成長速度を調整したい場合に使用することを想定したものである。あるいは単純なシナリオフックとすることもできる。
これはアジト・ルールのように高いコストを払い、関係者全員が大きな利益を長期間得られるようにするものではない。挑戦的なプレイングにより赤黒の死神によってロストしてしまったり、善性ゆえに冷徹に任務をこなせなかった場合、長期のキャンペイグンで予定が合わずシナリオ参加数が少なくなり成長速度に違いが出てしまった場合や、成長限界まで必要なシナリオ数を少なくしたい場合などに個別に付与する特典である。
ナワバリとなる場所
ナワバリとできる場所はニンジャによって様々である。
ジェノサイドを例にあげるなら、彼が好んで行く場所、ナワバリは酒場である。酒場の店主は彼を用心棒のように頼りにするだろうし、その見返りに上等な酒をサービスしてくれるだろう。そこに明確な契約はなくてもいい。
ソウカイヤであれば、死神によってスレイされてしまったニンジャがナワバリとしていた場所を引き継ぎ、そこでの用心棒として普段は活動するよう命じられるかもしれない。
ナワバリとなる場所はシナリオで関わった店舗や施設で、一般的に名声が高いほど大規模なものとなる。
例えば、ストリートニンジャであるプレイヤーがシナリオで地上げに苦しめられているスシバーを助けた場合、そのスシバーをナワバリとすることができるようになる。あるいは、あるホテルで行われたパーティーで敵対組織のテッポダマを撃退したことがあったら、そのホテルをナワバリとすることもできる。
ナワバリの規模と名声値の目安
・5~9:小規模(個人経営の飲食店や工房)
・10~14:中規模(ライブハウスやクラブ、ドージョーや料亭、ギャングのたまり場)
・15~19:大規模(ホテルやコンサートホール、カジノなどの娯楽施設、暗黒メガコーポの研究施設)
ナワバリ獲得
あるプレイヤーを支援するためにナワバリを持たせたいとNMが考えた場合、名声が一定値になった時を見計らいナワバリ獲得のためのシナリオをおこなうか、適当な理由をつけてナワバリを与える。
ナワバリの内容はプレイヤーと話し合い、プレイヤーの望む方向性の成長に役立てられるようなものが望ましい。例えばカラテを鍛えたいプレイヤーにはドージョーをナワバリとできるように計らう、といったような具合である。
一人のニンジャが持てるナワバリは基本的に一つである。
ナワバリの恩恵
ナワバリを持っているニンジャには、余暇の間に恩恵が与えられる。
ナワバリでトレーニングとなる活動をしているならステータスの成長でボーナスを受けたり、単純にショバ代や用心棒代として万札を得ることができる。
このボーナスはナワバリの規模に応じて変動するが、一度内容を決定した場合、後から変更することはできない。
基本的なナワバリの規模と恩恵
・小規模:カラテ・ニューロン・ワザマエいずれかの成長判定ボーナス1か、万札3
・中規模:同上の成長判定ボーナス2か、ジツの成長判定ボーナス1か、万札4
・大規模:同上の成長判定ボーナス2か、ジツの成長判定ボーナス1か、万札5
ナワバリの例
スシ店
規模:小