ー 段ボールの加工 ー
今回は、段ボールを使って人が乗っても壊れない形を研究していきます。
1 段ボールの特徴
段ボールはうねうねした形の中芯が、表ライナーと裏ライナーに挟まれた構造をしています。
種類はAフルート、Bフルート、Cフルートがあり、一番身近なものが引越しや果物入れの箱として普段からよく使われているAフルートと呼ばれるものです。
また、段ボールには向きによって力のかかりやすさがあります。
中芯が縦の場合は上からの力に強く、中芯が横の場合は横からの力に強いです。
2 実践
今回は150×150×150mmの正六面体に内接する、人が乗っても壊れない踏み台を作ります。
試作1
一つ目は正六面体の四辺に接する形状です。
形は上手く出来ましたが、寸法を間違えていました。
試作2
形、寸法ともに条件に沿った形が出来ました。
また、強度を高める為に中に仕切りを入れることにしました。
しかし,段ボールの中芯の向きを間違えてしまい、乗ったら潰れてしまいました。
試作3
試作1・2の失敗を踏まえて、更に仕切りと四面を一枚の段ボールで作ることで素材の削減を行いました。
試作1・2の失敗を踏まえて、更に仕切りと四面を一枚の段ボールで作ることで素材の削減を行いました。実際に乗ってみたところ、無事壊れずに乗ることが出来ました。
試作4
円柱にしてみたらどうなるだろう、という事で円柱を作ることにしました。
円柱を作り、強度を高めるために細い円柱を横に貫通させます。
実際に乗ることが出来ました。
結果今回は2つの試作品を作ることが出来ました。
今後も形の研究をしていきたいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?