社長は実はさぼってない
社長が定型業務から非定型業務へ移行する際の注意点~スタートアップメンバーとの信頼関係を築きながら新ステージへ進む秘訣~
はじめに
スタートアップから成長とともに、社長の役割も変化していきます。初期の定型業務から、非定型業務へと移行しなければいけません。
しかし、この移行は容易ではありません。特にスタートアップ初期から共に働いてきたメンバーとの信頼関係を損なわないように注意する必要があります。
本記事では、経営コンサルタントの視点から、社長が定型業務から非定型業務へ移行する際の注意点について解説します。また、スタートアップメンバーとの信頼関係を築きながら新ステージへ進む秘訣をご紹介します。
1. 移行の必要性を明確にする
まず、なぜ定型業務から非定型業務へ移行する必要があるのかを明確にすることが重要です。
事業拡大
新規事業への参入
経営戦略の転換
など、移行の理由を具体的な数字を用いて説明しましょう。
2. メンバーとビジョンを共有する
移行の必要性を理解してもらったら、今後のビジョンをメンバーと共有しましょう。
どのような会社を目指していくのか
メンバー一人ひとりにどのような役割を期待するのか
を具体的に伝えることで、メンバーの不安や疑問を解消することができます。
3. メンバーのキャリアパスを考える
非定型業務が中心になると、これまでとは異なるスキルが求められます。
メンバーのスキルをどのように活かすのか
必要なスキルをどのように習得させるのか
を事前に考えておくことが重要です。
4. コミュニケーションを密にする
移行中は、メンバーとのコミュニケーションを密にすることが重要です。
定期的なミーティング
個別面談
社内SNS
などを活用して、メンバーの意見や不安を積極的に聞き取りましょう。
5. スタートアップメンバーへの配慮を忘れない
スタートアップ初期から共に働いてきたメンバーは、会社の成長に大きく貢献してきています。
感謝の気持ちを伝える
キャリアアップの機会を提供する
など、メンバーへの配慮を忘れないようにしましょう。
移行は段階的に進めることが重要です。
メンバー一人ひとりの個性を尊重しましょう。
困難に直面しても、諦めずにやり遂げることが大切です。
まとめ
社長さんの非定型業務が増えていき古参メンバーとの軋轢が生じ、それが成長の足枷となっているケースは100億円企業以上でも見られます。
どのような規模の企業様でも生じる問題ですが、事前のコミュニケーションでソフトランディングさせることが可能です。
今の内から意識して取り組んで下さい。
後で痛い目を見る前に。
本記事が、社長の定型業務から非定型業務への移行が円滑に進み、スタートアップメンバーとの信頼関係を築きながら新ステージへ進むためのヒントとなれば幸いです。