確定診断、結果
羊水検査の結果
羊水検査の結果が出たのは、19週になったときです
既に胎動が感じられていました
本当によく動く子で、胎動がある度に、ああ、生きているのだと思いました
そんな中で聞く羊水検査の結果
旦那と2人、遺伝カウンセリング室で聞きました
おおよその予想は裏切られず、21トリソミーでした
この羊水検査の結果が確定診断になります
約2ヶ月の苦しみにやっと決着がついたと思いました
もちろん今からも苦しみが続くことは100も承知です
解放されるわけではありません
けれどこの感情は、なんというのか難しいのですが、21トリソミーではないかも知れない、いやいや希望は持てない、そんな浮き沈みがこの2ヶ月ずっとある状態だったんです
どちらの決断もできない、「こう」だったら「こう」しようとは思っているけれど「こう」だという確定がない
この状態は、本当に精神を疲弊させます
僅かな希望が、精神を蝕むんです
だから、ようやくの決着がついた
次の苦しみへ真っ向から向き合える
結果を聞いて、私はそう感じました
泣き出す前に聞きたいことは聞いておこうと、矢継ぎ早に質問しました
標準型の21トリソミーか?→標準型、採取した全ての細胞から21トリソミーが検出された
私達夫婦に何か遺伝子的問題があってのものではないか?→今回は全くの偶発的なもので私達の遺伝子に問題はない
もし次の妊娠があったとしたら21トリソミーである可能性はどのくらいか?→年齢別の確率で考えてもらっていい、今回がそうだからといって次も21トリソミーになりやすいわけではないが、年齢が上がるのでやはり可能性は少し上がる
大体、そんなことを聞いたと思います
そして、今回の妊娠は諦めることを伝えました
耐えきれず涙を落とす私に、誰も悪くない、お母さんもお父さんも誰も悪くないんですよ、と看護師さんは言ってくれました
でも、それならば一番悪くないのは間違いなくお腹にいる子でした
中期中絶までの1週間
中期中絶するまで、1週間の猶予を取りました
結果を聞いた時点で19週、1週間後だと20週になります
中期中絶ができるのは21週と6日目までです
わりとギリギリかなという気もしましたが、旦那と私とお腹の子の3人でお出かけをしたり、産着を作ったりする時間が欲しかったので、そうしました
結果的に時間を取って良かったと思います
旦那と色々話し合いもできました
中期中絶するということは、子を火葬するということです
そうなると火葬を業者に依頼するか自分たちでするか、骨壺はどうするか、棺と中に敷く布団はどうするか、中には何を入れるか、旦那ともじっくり相談できたと思います
ちなみに、私達が決めたことは以下の通りです
■火葬は病院から紹介してもらえる業者に頼む
■産着は私と母で作る
■棺と布団は病院でセット購入する
■骨壺はネットで購入する
■中にはお菓子、折り紙、手紙、花、小さいぬいぐるみを入れる
■小さいぬいぐるみは2つ買ってひとつは子の棺に、ひとつは私達が持っておく
火葬場の予約は自分達ですれば、自宅に連れ帰ることもできて、ゆっくりお別れもできるのですが、産後の私の精神状態、旦那の仕事のこと、全て考慮して業者に任せることにしました
業者に任すと役所への死産届の提出などもしてくれますが、火葬の立ち合いはできず、火葬後に遺骨を引き取りに病院まで行くことになります(この辺は業者によって変わると思います)
どちらがいいわけではなく、自分達で納得できる方を選んだらいいと思います