中期中絶の選択について
好きなことを書こうと思いましたが、テキストが残っていたので、加筆して公開します
様々な意見があるでしょうが、これもひとつの考えかと思ってください
選択肢に正解はなく
苦しさのあまり、どの選択肢が正解か教えて欲しいと思っていました
医師や看護師さんや親からどんな選択でも選んだ選択肢こそが正解だと言われ、自分でもそう思うようにしていました
けれど今現在、中期中絶を終えて一月経ち、落ち着いた気持ちで振り返ると違う目線で見れる自分がいます
そもそも今まで生きてきて正解の選択肢を選んだ記憶なんかないわけです
でも確実に中学で高校で大学で就職で職場で結婚で、常に何かを選びながら44まで生きてきました
私は何を選んできたんでしょう
人生に数多あった分岐点、2択、3択、4択、5択、時に100択あったかも知れない選択肢の中から、私は正解ではなく、未来を選んできました
私が今まで選んできたものは正解ではなく、未来でした
少しでも私の考えが違っていたら今ある現在はありません
私が出生前診断に重きを置かない考えだったら、医師からの順調ですねの言葉でNIPTを受けるのをやめていたら、間違いなく私の娘は普通に生きて出産まで至っていたはずです
そして、葛藤するでしょう
生まれた命を前に悩んで苦しんで絶望して、それでも前を向いてダウン症の娘と生きていく中でしあわせを見出す、そういう未来だったのかも知れません
でも、私が選んだ選択肢は、それではなかった
それは不正解ではありません、正解でもありません
ただ単純に、私が選んだ未来は、今ここにある現在を作りました
選んだ選択肢が正解なのではなく、選んだ選択肢が未来だと思うのです
もちろん選んだ未来を悲しんでもいいし後悔することもときにはありです
また、その先で未来を選ぶことになりますから
ただ、選んだ選択肢に点数を付けることはしてはいけない
その時に悩んで悩んで死にそうになりながらもがいて泣いて脳みそ崩れるんじゃないかってくらい苦しんで選んだ選択肢は、点数を付けられていいものじゃない
だから、選択肢に正解はなく、あるのは未来なのだと、私はそう思いたいです