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NIPTを受けるまで
結婚の予定もないのに決めていた
私は今、44歳ですが、結婚は遅く41歳のときでした
独身時代、特に30代後半に入ってから結婚出産に関して強く思うことがありました
それは、もし今後結婚できて妊娠したならば羊水検査をする、という決心にも似た思いでした
そう思い始めた頃は、出生前診断と言えば羊水検査で、NIPTという言葉自体あったかなかったか…あったかも知れませんが私は知りませんでした
羊水検査で起こる流産の危険性も調べて知ってはいました
それでも受けるだろうと、妊娠どころか結婚もしていない30代後半の私は思っていました
何故?と問われたら、障害のある子を育てきれないだろうと、まあ、あけすけに言えばそういうことです
私が?障害のある子を育てる?う〜ん…難しいなぁ…という、何処かふんわりとした恐怖感がありました
そう思いながら、30代を自由に過ごし、41歳で結婚し、43歳で妊娠しました
コロナ陽性後の妊娠陽性
妊娠が分かる直前、私はコロナにかかっていました
コロナで寝込んでいる期間にくると思っていた生理がこず、コロナのストレスで遅れたかなと思っていました
出勤停止期間を明けても熱っぽさが治らなかったので、生理予定日から5日過ぎたところで妊娠検査薬を使用し陽性が判明
驚きました
子供が欲しいなと思ってアプリでタイミングだけ取ってはいましたが、何せ歳が歳です
旦那も私より歳上ですし、難しいだろうと薄っすら思っていたところの妊娠でした
喜びと同時に、ああ、私はやはり出生前診断を受けるのだなぁ、と思いました
妊娠を現実のものとしても、出生前診断を受ける決心は揺るぎませんでした
結婚前から旦那には伝えていた
旦那には結婚前から妊娠について私が思っていることを伝えていました
子供は欲しいと思っているが私の歳での妊娠自体が難しいであろうということ
妊娠できたとしても、その子供が障害を持つリスクがあること
特に21トリソミーの子供が生まれる可能性の高さ
障害を持つ子供を私は育てる自信がないこと
妊娠できても出生前診断を受けたいこと
結果次第で堕ろす可能性があること
旦那は障害のある子が生まれる可能性の高さや出生前診断については、そうなんだ、そういうのがあるんだ、という反応でした
特に私の言葉を否定することなく、自分の年齢もあるしそうすることは間違いではない、と言ってくれました
なので、実際妊娠が判明しても出生前診断を受けることを反対されることはありませんでした
そして、希望通り私は妊娠11週になってすぐ新出生前診断、いわゆるNIPTを受けました