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中期中絶、入院4日目 分娩

入院4日目、分娩

4日目は朝食後に9時頃からラミナリア抜去しすぐに陣痛促進剤挿入の処置に入りました
旦那は9時前には病院に着き、私が分娩室に入るまで待機です

18本のラミナリアを抜去(想像通りやはり痛い)、同時に陣痛促進剤が入ったのが9時半頃、10時くらいには分娩室に入り旦那と合流しました
分娩台に寝転がり旦那と喋る余裕もあります
旦那は折り紙を持ってきて棺に入れるお菓子の箱を折っていました
途中、便意が来て一回トイレですっきりしたあとから、徐々に陣痛が始まりました

とは言ってもまだ弱く、ぐーっと強い生理痛みたいな痛みが数十秒あっておさまる感じです
多分2分おきくらいだったかな?
それが時間を追うごとに強くなっていきます
喋る余裕がなくなり、陣痛がくるたびに、うーっと唸っていました
痛みを逃がすために息をふーっと吐いてください、と助産師さんから言われました
が、息をふーっと吐くというよりは、ふーっと口で言っていた気がします
これでいいのか分からない、と思いつつ旦那の二の腕を握っていました
横を向いたほうが楽かもとも言われて横向きましたが、私には上向きの方が楽でした

助産師さんがお尻を抑えてくれたり、旦那が手を握ってくれたりしながら、どのくらい経ったか…多分1時間くらいでしょうか…
気がつけば12時になっていました

医師が数名で代わる代わる様子を見に来て、内診をします
痛みの中で、ぼそっと、もうすぐかなぁ、という声も聞こえました
いきみたかったらいきんでみてくださいね、と医師から言われ陣痛が来たタイミングで何度かいきんでみましたが、なかなか上手くいきません

そのうち助産師さんから陣痛が弱くなってきたみたいですねと言われました
確かに少しずつ陣痛が弱くなってきたのを感じていました
陣痛促進剤を追加しましょうか、という話になったのが12時半ごろでした

促進剤追加の前に、私を内診していた医師が、そこまで来ているから何回かいきんでみて、と言われ下腹部に思いっきり力を入れました
膣とか股に力を入れると言うよりは、本当に排便の時みたいに力を入れました
これが「いきむ」ということの正解だったみたいで、ずるん、と生まれてくれました
もう一回いきんで、と言われ、いきむと胎盤が出てきました

疲れ切っていた私は頭を上げれず、天井を見たまま、性別は女の子だと聞きました

産声もなく、娘が生まれた
ああ、誕生日で命日だ

綺麗にしてきますと助産師さんに娘は連れて行かれ、すぐには会えないままでした
涙は出ず、しばらく分娩台の上でぼんやりとして娘が戻ってくるのを待ちました

結局、陣痛促進剤が追加されることはなく、10時に分娩室に入って2時間半程度でするっと生まれてくれて、胎盤も綺麗に出たみたいで、親孝行な娘です

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