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二度目の英検S-CBT(2級)受験

大阪富国生命ビルの12Fにて人生二度目の英検S-CBT受験。英語力測定ではなく、PC環境及び受験者層の調査目的である。前回と同じく、子どもだらけ。2級はおそらく7~8割がたが中学生か高校一年生ぐらい?たまに「お、同輩か、少し年齢上のお仲間か?」と思う人がいても、それは全員子どもの付き添いだった。というか、会場の中の受験票確認の列にまで一緒に並ぶんか・・・

大部屋が3つ。一部屋あたり60人ほど。かなり広い。受験者はやはりほとんど全員が中高生。小学生っぽいのもごく少数ながらいた。

PCの筐体はデスク上には見えない。モニターはかなり大きい。ヘッドセットとマイクの感度は良好。スピーキングパートはさっさと終わらせる。その前もその後も試験監督の説明がだらだらと長い。何とかならんのか。

リスニングは一問ボケーっとしてしまったが、テキトーにそれっぽい答えを選ぶ。気になったのは画面下部に表示される回答時間10秒のカウントダウンと「次の問題」ボタン。「次の問題」をクリックすると設問と選択肢が見られるが、前問の解答時間のカウントダウンはそのまま進行する。そしてゼロになった瞬間に画面が瞬間的にぼやけて次の問題に遷移する・・・と見せかけて、そのまま元の画面が表示される。たとえば5問目を聞いた瞬間に選択肢をクリックして「次の問題」をクリックすると、6問目の設問と選択肢が画面に表示される。しかし、前の問題の解答時間のカウントダウンがゼロになると、一瞬だけ遷移画面が表示されて、そして6問目の設問・選択肢が表示されるという具合である。結構心臓に悪いというか、なんでこんな仕様なのだろうか。

リスニングも受験者ごとに正解を選ぶのに要する時間は異なるのだから、英検S-CBTも TOEFL iBT や TOEIC SW のように、さっさと次に行きたい人、時間をしっかり使いたい人、両方のニーズに応えられる仕様にすべきと思う。

リーディングは読みばしながら解答。

ライティングの要約問題は読書について出、53語にまとめる。エッセイの方はゴミ出し有料化についてで、これも前回の反省から99語で提出。この時点で画面右上の残り時間は64分30秒。試験終了の念押しボタンをクリックして、静かに席を立つ。

いくつか「ん?」と思える点があった。システム面では、TOEIC SW と同様にパッセージを画像で表示している(でなければ上から線を引いたり、消しゴムでそれを消したりはできない)。今回の会場のモニターは結構大きかったが、それもあってやはりアルファベットがごくわずかに潰れたり、あるいは滲んで見えたりすることがあった。当たり前だが Ctrl + C などは使えないが、コピーやペースト機能は実装されている。

問題に関して言うと、やはり古い。あからさまに性と役割をくっつけた会話(家事は母親、父親は連日の残業etc)がちらほらと聞こえてくる。あとはリスニングもリーディングも作問が下手、かつ選択肢の作成もお世辞にも上手いとは言えない。今の子は『 例の方法 』など知らないだろうが、すれっからしのCJはリスニングもリーディングも問題に一切触れず、選択肢だけ見て7~8割は正解できそう。

その他、音声の聞こえ方(これはおそらく収録時の環境の問題)も一定ではなかったりと、同じような仕事をしている身としては「旺文社(≒英検協会)、もっとしっかりせんかい!」と感じる。

やっぱり検定試験では TOEFL やら IELTS が面白い。PTE Academic とかも興味あり。いずれそのあたりのリサーチもしてみたい。

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