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日常英会話実践139
職場で使った英語表現
Rome wasn't built in a day.
「ローマは一日にして成らず」の意味。この慣用表現を使ったわけではないが、これを元に同僚ブリティッシュの猛烈な仕事ぶりを称賛した。とあるアメリカ人がいきなり辞めて、残った者には大学の後期開講前というこの時期に多大な業務が振り分けられたが、その中でもとあるロンドン出身者の働き方が素晴らしかった。思わず彼の仕事終わりに、
If you had lived 2500 years ago, Rome could have been built in a day.
と伝えたら、”Maybe.” と返してきたが、フッフッフッフッと言いながら帰っていた。まあまあ上機嫌になったようだ。
ローマは一日にして成らず=Rome wasn't built in a day. の変形である上のセリフも、その場で思いついたのではなく、実はずっと頭の中にあった表現。ジェームズ・P・ホーガンの大傑作小説『 星を継ぐもの 』の原板である『 INHERIT THE STARS 』に以下のような節がある。
Hunt had the fleeting thought that had Caldwell been born three thousand years previously, Rome might well have been built in a day.
『 星を継ぐもの 』も『 INHERIT THE STARS 』も10回以上は通読しているし、続編3冊も3回以上は読んだ(ただし "Mission To Minerva" は最初の50ページ程度で止まっている)。同じ本を日本語と英語で何度も読むというのは、それだけでかなりの勉強になる。特に翻訳家が池央耿のような名文家なら尚更だ。氏はCJの大学の大先輩でもある。面識は当然ない。
今度、我がチームに新人が来るらしいが、そのルーキーを育てるのも自分の役目。ローマは一日にして成らず。新人育成も3年はかかると腹をくくるか。