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靴について語る:試着の準備・コツ編
靴の試着を通して思ったことのまとめ
事前準備
下調べ
ブランドやコラボレーションの場合はコレクション発表後、発売日を確認する。だいたいは1週間くらいで店舗に出る
雑誌に掲載されたものは在庫が少なくなっている可能性が高いので覚悟しておく
ハイブランドは「どの靴を探している」か聞かれることが多い
気が弱いと思うならある程度下調べしておく
最低限「ヒール」とか「フラットシューズ」とかだけでも決めておくといいデパートやファッションビルを回る場合はフロアマップを見て順番を考えておく
効率よく回ろうとしても、フロアが開けている場合は隣や対面の店舗に入る際、「気まずいな・・・」と感じ、どこに行っていいか分からなくなることがあるデパートやファッションビル、最寄り駅のコインロッカーの位置を確認する(一度に沢山の店を回り、コートの時期や荷物の多い日)
ハイブランドから回るのがお勧めだが、ハイブランドのみ行き過ぎると金銭感覚がおかしくなる。適度にミドル、プチプラも混ぜる
店舗やファッションビルのウェブサイト、SNSを確認する
フロアMAPに出ていても改装中の場合があるデパートやファッションビルを回る場合、割引やポイントアップ、分割手数料オフの日は混むし、判断力が鈍るので避ける(別日に試着していてその日に買うと決めているなら別)
試着=即購入では無い靴専門、靴から始まった(靴が強い)ブランドであれば、定番を調べておく(スマホやノートにメモしておく、スクショでもいい)。好みで無くても履いてみる。サイズ感や靴の造りが分かる
当日お店の方に聞いても良いが、舞い上がっていたりすると聞き忘れるので注意
持ち物
ストッキングで行き、フラットシューズの場合は靴下も持参する
型番等のメモは名刺かショップカードなので名刺入れか、カードケース、なければ小さいポーチを持っていきなくさないようにする
コインロッカー用の小銭(コートの時期や荷物の多い日)
デパート内のコインロッカーはICカード対応より小銭が多い
時間・天気
雨の日はできれば避ける。(履いていく靴によるがストッキングに靴の色が着いていて恥ずかしくなることがある)ただし圧倒的に空いているので、換えのストッキングか靴下を持参するとよい
午前中は空いているが足が浮腫む午後に行く
午前中は下見だけでもいい。
服装
爪できれば短めに
靴を傷つけないように、自分の爪を守るためにもカーフ、羊は柔らかく傷つきやすいので気をつける
レースアップシューズやスニーカー等、靴紐のある靴を探す場合
紐ではなく、シュータンが固いので試着時に引っ張る際に爪が持って行かれることがある
爪の長さを死守するのであれば、紐は全てやり過ぎかなと思うくらいに緩めてから履く
ネイルカラー
試着時に靴に付けないようとれやすいラメや濃い色はできれば避けるたくさん試着する場合動きやすい服装を選びがちだが、合わせたい服でいくのがベスト
紐靴はできれば避ける
脱ぎ履きが面倒になる、雑に脱ぐ姿を見られるのは恥ずかしい足を計測する場合等裸足になることが想定される場合は、ストッキングはひざ下丈が便利
いざ店内
混んでたらすぐ出て次の店に向かう。待っていてもなかなか空かないのが靴売り場
挨拶入店(怪しいものでは無いですアピール、難しければ無理しない)
こんな靴探してますと言えばすぐに買わずに帰りやすい探している靴が店内になければあるか聞く
バックヤードに潜んでいることがあるいいなと思ったら近くで見る。思わなくても折角入店したのだから定番を聞く
触ってもいいか聞く(気になったものだけ)
サイズを用意してもらう
海外ブランドでも最初に日本サイズを言った方が早い
同じブランドでも木型によってサイズ感が違うので自分のサイズに固執しすぎない
幅は狭め等を言っておくと中敷きをすぐに用意してもらえる
「狭めの靴ありますか?」と聞いてしまうと相手のハードルが上がり中敷きで調整できる靴でも出してもらえないことがある座って待つ間は背筋を伸ばす。スリッパがあれば靴を脱ぎ、なければ靴を脱ぐ準備をする
ひっくり返して底を見て靴の傾斜を確認する(つま先でなく踵をおへそに向けて持つ)
ハイブランドはここで値段が判明することがあるサイズの在庫が無くても落ち込まず違う色、前後のサイズがあれば試す
気に入ってもサイズが合わなければ他店の在庫、取り寄せの不可を確認する
完売でも次のシーズンに型番を換えてヌルッと現れることがあるので落ち込まない。完売は、次回よりアップデートされるチャンスと期待する
写真撮影
写真撮影の可否はお店の方に確認する
撮影はあくまでも自分の確認用。購入していないものをSNSやブログに掲載はマナー違反かなと思う。どうしてもアップしたい場合はさらに掲載許可をとっておく撮影時は履いた直後、全身鏡、脱ぐ直前を撮るといい
履いた直後:足元と一緒に靴のデザインを撮る(履く前の靴単体写真はお店の方も待っているのでお勧めしない)
全身:全身鏡で見ると靴は別物になる。全身鏡で頭からつま先まで入るように撮る。(たまに撮っていただけることがあるが撮ってもらったとしても全身鏡でみたほうがいい。足元だけの鏡で撮るのは無駄)
脱ぐ直前:気になる部分を指で指して撮ると感想等をメモする際に役立つ(右側面があたって痛いとか踵が気になるとか)
脱いだ後:Your Fit 365等、一度に色々なメーカーの靴を出してもらう場合は内側のロゴが入るように撮っておく(アプリに表示されない靴を用意していただくこともある)私はこれで10足弱不明の靴があった。(もっと履いたのに記録が無い。どこの靴だかわからない)
試着のポイント
靴を広げる機械はあっても狭める機械は無い
横幅が緩ければインソールで調整してもらい、それでも緩ければ縁が無いと諦める靴は横に広がるが、縦には伸びない
試着時点で「長さ」がキツくても履いていれば伸びる!ということはない踵のくびれが合わないと購入してもずっと辛い。踵用パットを入れてでも欲しいか良く考える
踝がぶつかる場合は踵のインソールで底上げすればなんとかなることが多いので入れてもらう
数歩歩く。踵が抜けなれれば大きな問題ではないが違和感があれば覚えておく。初回の試着は全身鏡までの往復の数歩でいい。気になったらまた来店して歩けばいい。その時は夕方浮腫んだ脚で速足で店内1周。
多く試着されている定番の靴は柔らかくなっている。買った時は別物。最初は痛いがいつか柔らかくなる可能性がある
黙ってつま先立ちしない。本やSNSでの「つま先立ちしろ、嫌がられたら悪い店だ」という言葉は鵜呑みにしない。(一理あるが売り物なので)
違和感があれば伝えてお勧めがあれば試着させてもらう
踵のくびれが合わなければ緩い(またはもっとカーブしている)即完売するような品物でなければ気に入ってもサイズがあっても絶対にすぐに買わない。頭を冷やす、他と比較する。
店員さんと合わないと思ったら一度退店する
相手もプロとは言え相性、機嫌もあるので合わないと思ったら早めに切り上げた方がいい。へりくだる必要も無いがこちらもお客「様」ではない、対等の関係
質問する
気になる点はすぐに聞く
インソールは取り外し可か
裏(底)張りはすぐしたほうがいいか、ある程度履いてからの方がいいかお店の方に確認する
革張りは少し履いてからと言われる場合がある雨の日は履けるか確認する他店で裏張りした際に購入店舗で修理可能か確認する(買う時の質問)
ブランドによっては改造と見なされ修理不可となるケースがあるインソールが赤や黒の場合、雨でストッキングや靴下がやられることがあるので聞く
シューツリー(シューキーパー)も売っているか
靴を買った場所と同じ店で買えれば靴にあったサイズを用意してもらえることはもちろん、靴と一緒に箱に入れてもらえる。荷物もかさばらない
(靴クリーム・ブラシ等は別の店で買っても問題無いので聞く必要も併せて買う必要もない)
退店
「他店も見たいので」、「今日は下見なので」等挨拶して少しでも気になった靴は型番を控えてもらう。型番をと言いにくかったら貴方から買いたいアピールで名刺をもらい、ついでに型番を書いてもらう(言わなくても書いてくれる事が多い)。
一回の入店で沢山履いても最後に型番をメモしてもらえるのは3足がMAX。無理しない。
何店か回ったら(2、3店でも沢山履いたら)休憩してお茶を飲む。足を休ませて、水分をとって浮腫ませても良し
頭が新鮮なうちにお茶や帰りの電車等で感想をノートやスマホにメモをとる。買う気にならない靴でも何が引っ掛かったかが次の試着のポイントになる
帰宅後、すぐにWebサイトで履いた商品を確認する。革やヒール高さ等。
シーズンが過ぎると公式から消えることがあるので探すのに手間がかかるWebサイトの在庫=国内店舗の在庫では無い
欲しかったのに予算の都合で買えなかったことを悲しまない。試着できた経験を喜びにする
アウトレットやセールでは買わない。ただし一度でも試着していて巡り合えたと思う場合は買っていい等、自分の中でルールを作っていく
初日1店舗目の一足目で運命の靴に出会ってしまうこともある。それでも別店で別の靴を試着し、再度戻って買う方がなぜか満足度が高い
番外
Your Fit 365等で色々なブランドの靴を用意してもらえる場合
その場で買わされることは無いので予算は大目に伝える
20万位内とか言っちゃってOK。ブーツならもっと高くても大丈夫。
入りにくいブランドの靴を用意してもらえる(店による)
控えめに言ってもサイズさえ合えば沢山出してもらえる。その代わりメモ等無理なことが多いので写真は絶対に撮ること
幅狭足(B幅)の私が2022年~2023年1月までハイブランドからポップアップストアまで試着した記録