パーソナルカラー診断+骨格診断を受けてきた

ずっと行きたいと思っていた、PC診断と骨格診断にやっと行けた。

メイクもファッションも好きなんだけど、それを身に纏う自分は嫌いすぎて
コンプレックス隠しを研究すればするほど木を見て森を見ず状態というか…葉っぱの観察をしすぎて森の中で迷子になってた。

診断してもらうからにはすっぴんを晒さないといけないのも本当に嫌だった。
でも、それ以上に他人から見えてる自分がどんなものなのかが分からない恐怖が上回ったおかげで、今回行くことができた。


自己診断

自分の予想は、イエべ秋・骨格ウェーブ・顔タイプフレッシュだった。
着る服もその予想を元に(あと好みで)古着カジュアルか、クラシカルレトロ系。ボーイッシュとガーリーで方向性は違うけど、色味やレトロ感は共通のポイント。
この予想の根拠は(これは有り得ないと分かっているものの)一部の顔面コンプレックス界隈では、「美人はブルベ夏でブスはイエべ秋」といった言説が影響している。
セルフ診断もやったが、もう自分が見えなくなっているので「アクセサリーはシルバーの方が綺麗に見える:はい/いいえ」的な質問も、いやそれがわかんないから診断しとるんじゃい!という気持ちだった。
人から褒められる経験も、逆に似合ってないよと指摘される経験もなかったので、客観視を切実に求めていた。


実際の診断結果

実際のところどうだったかと言うと
1stブルベ夏、2ndイエベ春・骨格ウェーブ・顔タイプキュート(+フェミニン,ソフエレ?)だった。
骨格は合っていたけれど、PCがブルベ夏だったとは…。今まで自分の顔色めちゃくちゃ殺してたかも知れない衝撃。
そして総合的に見て、似合う系統は清楚な女子アナ系だそうで…!
雑誌でいうと美人百花、ブランドならsnidelやJILL。
正直、最も縁遠いと思っていた系統で衝撃が隠せなかった。
あんなんめちゃくちゃ顔の整った可愛い子しか似合わないし、男ウケ路線だし。用事がなさすぎる。と、完全スルーしていた系統。
でも、どうやらそれが似合うらしい。
あと盛り耐性もあんまり無いそう。ナチュラルメイクが似合うとのこと。
コンプレックス隠しで普段からガッツリメイクの私には、ナチュラル=ブスを曝け出すというイメージになってしまう。
実際に似合う色味のコスメを借りてメイクをしてみたが、たしかに色味は合ってる気がするけど顔が薄い…!!
でも顔色はいい気がする。ので、濃さはもうちょいバランス見ていきたいな。いい塩梅を探っていかないと。

正直な気持ち

診断結果を受けて、帰宅してから早速AmazonPrimeReadingで美人百花を読んだ。
うーん、どうにもときめかない…
可愛い系だしこういうのに憧れる女性が多いのも知っているけど、私のときめきセンサーは反応しなかった。どうしても。
ちなみに私は可愛いのが嫌いな訳じゃない。雑誌ならbisとか、ブランドならfint.やaxes、いっそロリータ程まで行ってしまえば(見るのは)大好きでときめくし、憧れもある。
ただ、本当に美人百花系だけは…オフィスを連想させるからだろうか。全くピンと来ないのだ。
自分が出勤服に馴染みがないこともあり、清楚系でもクールコンサバ系でも、オフィスカジュアルはどうも抵抗感が拭えない。
今の生活で、趣味の観劇行く時以外はそんな綺麗な格好してどうすんだって感じだし。
百貨店ならまだしも、最寄りのスーパーに、仕事帰りでもないのに女子アナルックで行く意味がわからない。
診断してもらったことには感謝しているし、結果に納得いかないわけではない。プロが言うならそうなんだろうな、と素直に受け止めたい気持ちではある。
ただ、自分の生活や憧れる人物像、ときめく系統との離れ具合に衝撃と困惑でいっぱいなのだ。
今までの自分を手放さないといけない不安。自分が好きだとか心地よいと思っていたものが、実は似合っていなかったという地盤の崩壊。そんな感覚。
いちどオススメされたブランドを着てみて、しっくりくるなと思ったり、褒められたりといった経験をすれば、馴染んでくるものなのかなぁ。だったらいいな。
それにしてもクローゼットほぼ変えなきゃ。お金が…

似合う=自分の個性

「似合うもの=自分の個性・魅力に合っているもの」
だから、似合うと言われた系統が好きではない・受け入れられないのは、自分の個性を受け入れられないことと繋がっているらしい。
帰宅してから「うーんうーん」と、診断結果をもとに色んな記事を見漁っていた中で見つけたものがこれだった。
たしかに私は自己肯定感がめちゃくちゃに低いし、自己受容もできていない。
似合う系統というのは本来の自分を生かすもの。それが好きになれないというのは、本来の自分に向き合いたくないことと同じなのかもしれない。
ちなみに、私は清楚OLや美人百花に出てくるタイプの女性に漠然とした嫌悪感がある。服自体というより、ファッション含めた「そういう人種」に対してだ。
各個人の性格は様々だろうから本当に身勝手な偏見で申し訳ないけれど、ぶりっ子そうとか男ウケばかり考えていそうだとか思っている。
自分がそんな系統の服を着ることで、性格までもがそう見えたら嫌だなという不安もあるし、似合うと言われると「ぶりっ子しろ」「男にモテるように振る舞え」と言われてるような気さえしてきてしまった。(完全な被害妄想。ごめんなさい。)

彼女たちのように

ここまで、かなりショックを受け困惑していることを書いてきたが、診断結果には救いもあった。
それは、似合うタイプが同じ芸能人の一覧。
私は誰かに似てると言われたことが1度もない。そのため、別にあの女優やアイドルに似てるなんて言わなくていいから、ブスでも何でも本当に似てる人がいるなら教えてほしいと常々思っていた。
そしてもらった今回の結果。似合うタイプの話なので顔が似てるとは違うけれど、同じにカテゴライズされるのは光栄というか畏れ多いラインナップだった。(名前は出さない)
もちろん芸能人の中から選んでるので、どのタイプであれ美人がでてくるのだろう。言いたいのは美醜の問題では無い。
先ほど書いたような「苦手な人種」に該当する芸能人がおらず、むしろ好きな人が多かったぐらいだ。
名前を挙げられた彼女たちは、たしかに見た目は清楚で可愛いから男性人気も高い。しかし、性格面では芯があって男に安易に頼るようなタイプでは決してないだろう。そんな内面を知った女性はファンになっているイメージだ。
「そうか、彼女たちだってこういう系統の服を着こなしているじゃないか」
当たり前だがファッションの系統と性格が直結することなんてない。わかってはいるものの拭えなかった偏見を、芸能人の具体例によって少し取り払ってもらえた気がする。


可愛い攻撃、こわい。

最後におまけ。(といいつつ長い。)
診断されながら、診断士さんに何度も「かわいい〜♡」を連呼される。これがかなりキツイ。
接客だし、診断という性質上お客の気分を上げて「似合ってますよ、いいですよ」と伝えていかなければならないから当然っちゃあ当然。これが例えば別の系統が似合うなら「綺麗〜✨」「かっこいい〜!」連呼なのかな。
ただ、こっちはすっぴんで行って、メイク実践のあとも言うて薄化粧。そんな状態で連呼するほどかわいいわけがない。
接客ですもんね、仕方ないのは分かります。でもそんなに言われると反応に困ります…。と内心思っていた。「ほんとですか〜?嬉しい♡」と調子に乗れる人間ならよかったのにな。100年かかってもなれないと思う。
ここからは先の話は、私の性格・認知の歪みが200%原因で診断士さんは悪くないという前置きをしておく。
私はどう見ても可愛くないので、あまりにビジネス可愛いを連呼されると「子供・芋・垢抜けない的な意味で言われてるのかな…?」と受け取ってしまう。薄らバカにされたような、惨めな気持ちさえ生まれてしまう。
褒め言葉が信じられない。ビジネスだろうと本心だろうと、相手に気持ちよくなってほしくて言っているだろうに、嫌な受け取り方しかできなくて申し訳ない。
こんな性格を変えない限り、見た目を変えても自信がないままだろうか。
あるいは、見た目を変えたら性格も変わるだろうか。前向きになれるだろうか。
診断直後の私は、そんなぐるぐるの渦の中にいる。
森で迷ってたはずが、今度は渦に呑まれてしまっている。どこまでも滑稽な自分に笑いつつ、それでも診断に行くという行動ができたことくらいはどうにか褒めてあげたいと思う。


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