現役薬学生参加の薬局棚卸バイト実施のご報告
■はじめに
ビックアイランド株式会社、代表の岡村信二と申します。
当社は、私が20年以上調剤薬局チェーンの本部業務に携わってきた経験を活かして、調剤薬局の経営支援業務(システム支援、経営改善支援、店舗引退相談、店舗展開支援)を行っている会社です。
こちらの投稿でわからないことや、詳細を伺いたいことがございましたら、Xや当社のホームページからお気軽にご相談ください。
ビックアイランド株式会社では、薬局支援事業の中に、薬局の薬品棚卸の代行サービスといったものがあります。
8月に実施をした棚卸のご報告と、参加してくれた現役薬学生さん達の感想も交えながら書いていこうと思います。
ビックの棚卸は薬局の棚卸業務を代行で行うといったサービスですが、他社様とは違い、棚卸研修をした薬学生とともに作業を行います。
以前、薬局棚卸の重要性という事で書いた記事も合わせて貼っておきます。
■施設在宅に積極的に取り組む薬局さんでの実施
☆先代の社長より引き継いだ薬局で、売り上げアップ規模拡大を目指し、2代目の若社長が奮闘をする薬局さんでの作業。
薬局の売り上げが、若社長に代わったからといって、患者さんにはあまり伝わることはないので、じっと待っているだけでは薬局の売り上げは、となりと、となりにクリニックが知らない間にできたというような奇跡が起きない限り劇的に伸びることはないでしょう。
☆売り上げアップのために、社長が自ら施設処方箋の獲得営業に出向いている薬局
従業員の生活を預かっている身として、仕事は選んでいられないという事で、新規の施設依頼や、既存施設さんからの紹介等も含め、物理的に遠すぎる施設を除いて、基本的にはお断りをせずに対応されているそうです。
☆70坪の大きな建屋に60坪の調剤室、薬品数1,800品目常備
薬局は6坪程度が最低面積と言われておりますが、今回実施の薬局さんは、調剤室でその10倍の広さがあります。
施設在宅の調剤をこなしていくために、錠剤の薬品管理のカセット付きの全自動分包機が2台設置されていたり、施設ごとに薬品が棚分けされていたりと随所にならではの作業効率アップのための工夫が見られます。
■作業と参加学生について
作業では棚に管理している薬品のカウントと、分包機内の薬品については専用のカウンターを使用してのカウントを実施しています。
作業の詳細はいずれかの機会でまた記載します。
今回の薬局は薬品数、在庫数も多かったので2日間に渡って作業を実施。
福岡県内の2つの大学より、現役薬学生男子8名が参加してくれました。
学年は4年生、5年生、6年生
休憩中から学生同士で、交流を図っており、微笑ましく見ていました。
1日目の作業後は、宿泊先も準備させてもらっていたので、学生同士食事に行ったそうで、後日お話を聞いたら、その後もプライベートで会って交流をしているとの事でした。弊社の事業を通して、新しい薬学生同士の縁ができたことに嬉しく思いました。
こういうご縁が将来、独立をして頑張ってる方の店舗へ、土曜日応援に来てくれないか?みたいな形でビジネス的にも繋がることを期待しています。早い子だと10年しない未来で実現するのではないでしょうか。
■参加薬学生の将来のこと
今回参加してくれた薬学生の中には、将来薬局での独立を考えているという子もいて、現在進行形で相談に乗らせてもらっている子もいます。
若い子の前向きな発言や、やる気のみなぎる顔を見ていると私自身も元気をもらえています。
今度、薬局の経営者層の方々との食事会も企画をしていて、薬学生からしても上手くいけば、煩わしい就活の手間削減になると思っています。
経営者層からしてもらう本当の姿に加え、弊社から見た本当のところ(笑)も隠さず話をしています。採用担当者よりは緊張するかもしれませんが、内容は濃いものになると思っています。
就職相談サービスは、薬学生さんの好みによると思うので無理強いはしたくないので、薬局さんからもお金はもらわずに今後も実施をしていくつもりです。
参加をした薬学生さんの中には、在宅調剤に興味を持っている子もいて、休憩時間に先方社長へ熱心に質問を繰り返す姿も見えました。
棚卸作業中に施設からの急配の依頼が入ったらしく、施設の担当薬剤師さんが薬局に来て、分包機を動かし作業をして、お薬を持って出ていく場面もあり、在宅調剤の大変さと細やかな対応が必要な面も見ることができたと思います。
学校の机の上だけでは、学べないリアルが薬局現場にはあると思っていて、薬局に就職をすれば、皆さんが当たり前に見る光景ではありますが、事前に予習できる場面が、実地研修以外にあっても面白いと思っています。
■さいごに
読んでいただき、少しでも興味をもたれた薬局さんからのご相談、棚卸バイトに参加したい薬学生さんが増えてくれる事を願っています。ありがとうございました。
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