【Mリーグ】1番言ってはならぬことを1番言ってはならぬ人が言ってしまった
炎上し始めたらどこかの山火事以上に延焼する
これまでMリーグを見てきた中で、個人的には1番残念なことが起きました。
KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳選手が、試合を終えた選手にインタビューしているリポーターの伊藤友里さんの映像を見ながら、「ハキハキ喋れんかね」「麻雀のことわからんくせに」とつぶやき、それがチームのオンライン楽屋配信で流れたというもの。
早速SNS上で話題となり炎上。それを受けて本人は謝罪のコメントを出していましたが、何せプロ雀士の中で1番影響力がある人なだけに、良くも悪くも拡散力や延焼力が他のプロ雀士の比ではなく、Yahoo!ニュースでは次から次へと記事が上がっています。1番言ってはならぬことを1番言ってはならぬ人が言ってしまったことでこんなことになっています。
Mリーグには現在リポーターが3人います。
まずはリポーターといえばこの人。「まつかよ」こと松本佳世さん。
この方はアマチュアでありながら放送対局にも多く出ており、麻雀をよく打っているようなので麻雀に対する理解は深い人と思われます。
次に襟川麻衣子さん。この方は日本プロ麻雀連盟のプロ雀士なので、当然麻雀への理解は深いでしょう。
そして今回のターゲットとなった伊藤さん。プロではありませんし、特に麻雀を打っている姿を見たこともないです。なので前述の2人と比べると麻雀への理解は低いという可能性はあります。
そんな伊藤さんに対する「麻雀のことわからんくせに」は、けっこう多くの人が擁護してるのも見受けられますが、私はかなりの問題発言だと思っています。もちろん伊藤さんはリポーターという立場なので、ある程度の知識を持ってその職務を全うすることが求められるのは確かですが、それにしてもあの岡田選手の発言は麻雀への理解があまり高くはないであろう人を見下していると思われても仕方のないことだと思うわけです。
過去のnoteでも書いていますが、私は麻雀村の人(特に自称「俺は強い」とイキっているアマチュア)は、初心者に冷たくて人として終わっている奴が多く、雀荘はそんな輩の巣窟だと思っています。
なのでMリーグは楽しく見るし、アプリで麻雀を楽しんでいるけれど、雀荘に行ったことがないし、今後行ってみたいとも思わないのです。
私は初心者に冷たい人は麻雀に限らず大嫌いなもので。
岡田選手の今回の発言を聞いて、麻雀村にいる人として終わっている連中と同類なんかなと思ってしまいました。
問題発言で即刻解雇になった人もいる
いまの時代、世界中の誰であっても全世界に向けて発言することができ、世界中の誰もがそれを目にすることができます。
それゆえに影響力のある人ほど発言には注意しなくてはいけないわけですが、そこを誤ると大きな代償を払うハメになります。
サクラナイツの親会社は日本の企業であるKADOKAWAなのでそんなことは起きないでしょうが、これがコンプライアンスなどに極めて厳しい外資系企業が親元であったり、そんな外資系企業にスポンサードされているような人であれば、最悪即刻解雇や契約解除ということだってあり得ます。現にそんなプロゲーマーがいましたよね?
解雇にならずとも、ある一定期間の出場停止処分を内部より食らうということだってあり得るのです。まぁサクラナイツがそんな処分を下すことはまずないでしょうけどね。
もちろん今回の岡田選手の発言の問題の大きさをどう捉えるかは、人によって解釈が異なるところではあると思いますが、私は岡田選手の影響力の大きさゆえに非常に重いものであると認識しています。
果たして岡田選手本人はどんな認識なのかはわかりません。炎上しちゃったからとりあえず謝っておこう程度の軽い気持ちなのか、それとも重大な過ちを犯してしまったと思っているのか・・・
ひとまずは解決するのだろうけど・・・
Mリーグは「この熱狂を外へ」というスローガンを掲げています。しかしそれに尽力しなくてはいけない立場であり、他の誰よりも影響力がある岡田選手があんなことを言ってしまうのはダメでしょう。
「麻雀のことわからんくせに」はまさに「外」にいる人たちを見下して排除している発言と捉えられても仕方のないことです(実際伊藤さんはMリーグのリポーターなので「外」の人ではないと思いますが)。
伊藤さんに直接謝罪するとのことなので、とりあえずの解決はするのでしょう。しかしあの発言はけっこうなイメージダウンにつながりかねないものではないかと思いますね。
今後の岡田選手の発言や振る舞いがこの火事をさらに延焼させるのか、それとも鎮火させるのか。ただでさえレギュラーシーズンの1勝が遠く、個人最下位に沈んでいる現状に加え、自業自得とはいえ別の問題まで抱えて、この最悪な状況を打破できるのか、注目してみていきたいと思います。