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ビジュアル量子哲学:可能性が死ぬ時
量子力学において、量子状態は、位置もエネルギーも未定です。言い換えれば、何にでも、どこにでもなれる、あらゆる可能性を持つ状態です。
これをビジュアル化するとこんな感じです。
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意識は秩序を創造します。
可能性しかない状態から、境界が生まれます。
![](https://assets.st-note.com/img/1734339637-Dvt7OUzl2K4C6u0rExwALkao.png?width=1200)
あらゆる可能性のなかから、理由もなく、意図もなく、一つの領域が選び出されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1734339638-v7gGOe9YCMZF6khi1NonRIUa.png?width=1200)
選び出された領域を拡大すると、カラフルで、美しく、まだ可能性に満ちあふれています。
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量子状態から一つの位置とエネルギーに定まることを波動関数の収束と呼んでいます。
現代の物理学を持ってしても、波動関数の収束とは何か、どうしたら波動関数を収束させられるか、ほとんど何もわかっていません。
わかっているのは、実験において、意識が観測すると、波動関数は収束するということ。
観測していないときは波の状態なのに、観測すると粒になる。
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波動関数が収束すると、可能性はなくなり、ひとつの位置とエネルギーが定まります。
それを右側の黒い点で表現しました。
色即是空でいうと、左側の可能性しかない状態が空であり、意識。
右側の黒丸が色であり、自然であり、現実。可能性はなくなり、自然に破壊されるのを待つのみです。
次のイラストでは、可能性の海から、現実が切り取られる様を表しました笑。
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産み落とされた現実は、すぐに劣化し、黒ずみ、死んでいきます。
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