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ビジュアル量子哲学まとめ:自然、意識、死、創造まで
おはようございます。
今日は、これまでの一連の流れをまとめます。
自然はエントロピーを増大させ、乱雑にする働き。
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意識は、自然と対峙し、秩序を創造し、エントロピーを低下させたいと望む。
なぜなら、意識は、ただ”生きたい”と欲するから。
点が繋がり、線となり、秩序が生まれる。
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さらに秩序が発展すると、点は全て線に吸収され、美しさを増す。
いや、意識が望む通りにエントロピーが低下する形態を、意識は美しいと感じる。
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線の両端がつながると、円が生まれる。
はじまりと終わりがつながると、それは永遠であり、最高の秩序の象徴。
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線は全て円となり、秩序のひとつの完成形となる。
意識が望む究極の形態。
円の内部で光は永遠に円環する。
構造的にも強固。
自然に対抗する意識の象徴的な姿。
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円と線と点の融合が、実際の意識の形態。
![](https://assets.st-note.com/img/1734307005-mMcjXoOvrD2SI8WzBpehtai7.jpg?width=1200)
意識と意識が出会うと、対話を始める。
対話には、共通言語が必要。
考えを発信し、受け止め、記憶し、返信する。
記憶するということは、ある形態に意味を紐づけて保存しておくということ。
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下のイラストの意識間の線が、両者共通の記憶を表現する。
こんにちは。あなたは誰。私と話そう。
そういう対話が全て両者間の線となり保存されることで、意識に記憶される。
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対話は積み重なり、年月を経て、色とりどりの記憶となる。
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両者にとって美しい記憶となる。
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いつか片方の意識が死を迎える。
意識そのものは消滅するが、意識が生み出した記憶は残り続ける。
この万人共通の記憶が保存されているのを、意味空間と呼ぶ。
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イラストの空虚な丸が、意識が存在した場所。意識が存在していたことは、その周辺の記憶によって永遠に残る。
意識の寿命は有限だが、意識が意味空間に残した記憶は、永遠。
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意識はふたつだけではない。
複数の意識と対話し交流することで、意味空間の記憶は複雑化する。
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対話が始まると共通の記憶が意味空間に生み出される。
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対話を重ね、記憶も蓄積されていく。
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これが人間関係であり、縁起であり、意味空間の発展。
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多くの意識がお互いに交流し合うことで、意味空間は蓄積され、発展する。
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世代から世代に記憶が永続的に引き継がれるなら、過去から未来までの全人類の記憶が、意味空間には蓄積される。これを、ユングは宇宙的無意識と呼んでいる。
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意識間の対話だけでは、意味空間の発展は1+1=2のスピードでしか発展しない。
しかし、創造者は飛躍的に意味空間を発展させる。
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多くの意識の中に、創造するもの、が現れる。
創造者、アーティスト、作家、発明者、学者。ミュージシャン、表現者、シェフ、そしてnoteなど、あらゆる創造をするもの。
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人々の魂を揺さぶり、刺さり、感動させる創作物は、多くの人々の記憶に残る。
多くの人々が注目し、慕い、憧れる。
すると意味空間は大きく発展する。
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意識には二種類ある。創造するものと、創造せずに消費するもの。発信するものと、受けるもの。
意味空間の発展には創造するものの貢献が大きい。
自然に対峙して秩序を生み出そうとする意識にとって、創造するものは価値がある。
だから、ひとは、意識は、創造しようとする。有名になろうとする。
ひとが有名になりたいと思い、虚栄心、出世欲、承認欲求を持つ理由は、このような構造によるものだろうと、私は考えています。
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