【Vol.14】最新R&Bを軸にしたプレイリスト「Take It Easy」 2021 #7
Spotify、Apple Musicで公開しているR&Bを軸にしたレイドバックミュージックプレイリスト、題して「Take It Easy」。プレイリストの中から5曲をピックアップし、アーティストや曲についての紹介をします。
(※この記事は2021年11月に書いたものです)
プレイリストはこちら。更新の度に内容が変わるので「いいね」で常にチェックしてもらえると嬉しいです。
Vol.14の全曲のリストは、バックナンバーとしてアーカイブしております。記事の後半有料部分で公開しているので、プレイリストの応援も兼ねて覗いていってもらえると嬉しいです!(全15曲)
5 Picks
1.Eric Bellinger – Truly Yours feat. DOM KENNEDY & The Game
LA出身のシンガーソングライターEric Bellinger(エリック・ベリンジャー)のアルバム『New Light』収録の曲。同じくLAのラッパーDOM KENNEDY(ドム・ケネディ)と、コンプトン出身のラッパーThe Game(ザ・ゲーム)をフィーチャーしています。
トラックプロデュースには「Pete RockやJ Dillaといった伝説的なアーティストを現代に引き継いでいる」と言われるプロデューサーのJansport Jもクレジット。ビート感バッチリです。
アルバムには他にもBrandy、Kierra Sheard、Teedra Moses、Sevyn Streeterなどが参加しています。ちなみにエリック自身の好きな曲はBrandyとの「Euphoric」、個人的に想い入れのある曲はアルバム最後の曲「Backwards」だそうです。
Euphoric
Backwards
2.Sevyn Streeter – Taboo
ガールズグループTG4やRichGirlのメンバーとして活躍していた経歴を持つ、フロリダ州ヘインズシティー出身のシンガーSevyn Streeter(セヴン・ストリーター)の曲。9月17日にリリースされたセカンドアルバム『Drunken Wordz Sober Thoughtz』に収録されています。
この曲はアメリカのソウルシンガー、Alexander O’Nealの「If You Were Here Tonight」をサンプリング。ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークのアルバム『An Evening with Silk Sonic』にも携わっているプロデューサーD’Mileがトラックを担当しています。
柔らかく、ノスタルジックな雰囲気が最高ですね。
Alexander O’Neal – If You Were Here Tonight
3.Kyle Dion – NO RULES
LAを拠点に活動するシンガーKyle Dion(カイル・ディオン)のセカンドアルバム『Sassy』に収録。
「ルールなんて無いさ」と題するこの曲は、アルバム『Sassy』という作品や、「Kyle Dion」というアーティストの独自性、レールに乗らない自由さを感じさせます。
本人もアルバムのインタビューでは「自分らしさ」の重要性について述べています。
4.VanJess – Feelz Right
Ivana(イヴァンナ)とJessica(ジェシカ)の姉妹で構成される、ナイジェリア系アメリカ人のR&BデュオVanJess(ヴァンジェス)の曲。2021年の2月にリリースされたEP『Homegrown』のデラックス版に収録されています。
デラックス版は9曲から14曲に拡張されているのですが、この追加曲がまた良すぎる。追加された5曲全部を今回のプレイリスト入れたかったくらいです。
このVanJess、個人的にかなり注目しているデュオで、彼女たちがインスパイアされてるアーティストも「そりゃあ注目しちゃうよね」っていう布陣です。
1stアルバムもめちゃめちゃ良かったので気になる方は是非!
関連記事:VanJess(ヴァンジェス)とは / ナイジェリアをルーツに持つR&B姉妹
5.BeMyFiasco – Outside The Lines feat. Little Brother
テキサス州ダラス出身のシンガーソングライターBeMyFiasco(ビーマイフィアスコ)のフルレングスのデビューアルバム『Where I Left You』に収録の一曲です。
このアルバムは「Foreign Exchange Music」っていうレーベルからリリースされているのですが、これは「The Foreign Exchange」っていう音楽グループと深いつながりがありそう。
という事で予想的中。The Foreign ExchangeのメンバーであるPhonte(フォンテ)とNicolay(ニコライ)が設立したレコードレーベルでした。
フォンテはノースカロライナの伝説的ラップグループLittle Brotherのメンバーとしても有名。BeMyFiascoとは長年のコラボレーターなのだそうです。
ロバート・グラスパーのマイルス・デイビスへのトリビュートLP『Everything is Beautiful』に収録の、9th Wonderプロデュース曲「Violets」で、フォンテの横でボーカルフィーチャーしているのも彼女だそう。
Miles Davis, Robert Glasper – Violets ft. Phonte
BeMyFiascoは他にも、エリカ・バドゥのバンド「RC & the Gritz」に作詞・作曲・編曲で参加してたり、その後全米ツアーに参加してたり、すごい経歴を持っている人でした。
(その後はスペインのマドリードで活動。子供たちに健康的な食事のメリットを伝えるCMに出演もしてたらしい)
アメリカ帰国後はフォンテとまた手を組み、Little Brotherの再結成アルバム『May the Lord Watch』に携わったり、Zo! & Tall Black Guyの『Abstractions』という作品に参加していたりと、渋めなアーティスト界隈で活動していた様子。
また、クイーン・ラティファのエンターテイメント会社「Flavor Unit」の一員としても活躍してるのだとか。すごい。
そんな彼女の懇親のファースト・アルバムなのだから、良くないわけがないですね。
BeMyFiasco『Where I Left You』
Vol.14のプレイリスト内容(全15曲)
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