2020年の抱負を漢字一文字で表すと
2020年は「歩」
歩み寄りながら歩いてゆくよ
だった。
私は小学生の頃から、年始に目標をたてるのが好きだ。
「今年は○○する」「○○がうまくなるように○○する」など、具体的なものを掲げていた。
でも毎年、同じ目標。つまり叶えられていないということ。変わりたいという願望はあってもいつの間にかやっていない。そこまで強く願うことでもなかったからかもしれない。叶えられてないとなると自己嫌悪に陥る。自分には合ってないのかなと思った。
なので抱負を漢字一文字に表すことにした。とてもシンプル。こんな雰囲気の年になるようにという思いを、漢字一文字に凝縮するのだ。
それを掲げてからすべては変わった。漠然としたものなのにそれに引き寄せられるように、その通りの年になっていくのだ。
それをはじめて今年で12年目。
今年は「歩」
歩み寄りながら歩いてゆくよ
まず、今年はいろんなところを歩いた年だった。
今年3月に前職を退職して今までと違う新しい働き方をしたいと思い、職業訓練に挑戦する為、何度もハローワークに通うも縁がなかった。次は住む場所を変えようと移住を検討し、いろんなセミナーに参加する。近場の行きたい場所に訪れてみたりするも何かが違い縁がなかった。そんな彷徨い歩いていた時、実家の自治体が主催するテレワーク講座のキャンセル待ちがでた。これは縁だと思い住居を実家に移すまでの間、なるべく現地参加していたが結局、住居移動を延期することになる。それでも少しでも通ってよかったと思える。それくらい自分のこれからやりたいことに近くなってるからだ。
次は、思考も歩いた年だった。
今年はコロナ禍だった為、自分の計画を何度も修正した年。あの時、ああしとけば良かったかな〜と悔いることもいろいろあった。だけどすべての選択に愛おしさを感じるくらい、やっぱりうまくいってるんだな〜と今なら言える。流れに身を任すということも学んだ。
最後は、人と寄り添いながら歩む大切さを知った。
自分の世界をつくるのは得意であっても、人と何かをするといことが欠けていると思っている。だけどもっと遠くに飛びたいなら、歩み寄って一緒に歩くことは避けて通れないのではないか。
今年は一瞬の出会いも含めたくさんあり、人と会うことが制限されたからこそ、会った時はゆっくり時間を楽しんだ。そして人はたくさんの営みの中で生きていることも実感した年とも言える。
「歩」に託した今年はこのような年となった。
今年で長年の何かが成就した感覚があり、来年はまた新たに何かが始まる感じである。来年の漢字一文字に託そうと思う。