【ネタバレあり】ミリオンライブ1~12話までの各話感想

以前、自分のブログで上のような記事を書いたにも関わらず自分は2幕以降は感想をまとめていなかったので、これはよろしくないなと思って書くことにしました。ただ覚えてることを思いつくまま書いただけなので読みにくいと思いますがよかったら。

基本的にべた褒めですが、一部不満点も書いているのでその点はご了承ください。


第1話『たったひとつの自分らしい夢』

美咲ちゃんの注意事項アナウンス。いよいよ始まる…て高まってたら、2分後ぐらいにもう泣いちゃった。冒頭の野球をしてる未来で。わー、動いてるー!!って。

言ってしまうと、初回はその後、第1幕の上映時間の半分ぐらいずっとタオルで涙を拭いてた。ボロボロ泣いたのはさすがに数えるほどだけど、かわいく描かれてるアイドルを観るだけでずっと涙がにじんでた。まじでどのアイドルもずーーーっとかわいかった

ASのライブだ!さすがにASを描かずに物語を展開するのは無理だろうと思ってたけど。思ってたけど!登場回数は少ないだろうに、マジで3Dモデル作ってくれたんだ…。本当にありがたかった。自分がアイドル紹介動画作ってたときにも早く見せたいと思ってたけど、あれよりも遥かに手がかかってて愛情も込められてるだろうASのアイドルたちを、よくここまで公開せずに我慢したよねって感動してた。

未来が静香の手を引いてアイドルへと導くシーン。くーっ、ミリアニではプロデューサーじゃなくて未来が静香をアイドルの世界に導くのか~!きっと静香は後押しがないとなかなか覚悟ができなかったんだろうな。

静香は「I can do it now!」なのに対して、未来が「We can do it now!」って歌うのも良かった。静香に間違いを指摘されたあとも頑なにWeだったのも良かったな~。

第2話『夢のとびらはオーディション』

未来と静香がオーディションに挑む話。ここぐらいからアイドルが多く登場するようになってくる。

バックダンサーとして活動するムビマス出演組。ミリアニでは1期生として描かれてた。杏奈はゲーム配信の仕事をしてたらしいけど、めちゃくちゃコメントついてたのだけ覚えてる。すごすぎじゃない?

LINEっぽいメッセージアプリのアイコン、アイドルの個性が出ていてよかったね。

オーディションのシーンで3人が歌って踊る。3人の歌とかダンスの出来が全然違う。歌もダンスもさっき一度動画を見ただけの翼が断トツでうまい。翼ってこれだよなーー!天才肌なのかっこいい。

他の二人は緊張するよな。でも気負ってない分、静香より未来の方がうまくできてるんだな。3人の違いが明確にわかるのがミリシタと全然違って、これがアニメなんだ!!って感動してた。

感動しながらニコニコしてたら静香が緊張でやばくなってた。そしたらオーディション前にかけられた未来の言葉を思い出して立ち直ってた。もうボロボロ泣いた。ファン第1号は未来か~~~!!!アイマス世界のお決まりである「ファン1号はプロデューサー」ってのを敢えて外してくるの、めちゃくちゃよかった。多くのPがこれを思ってたんじゃないだろうか。

静香の立ち直る演技、めちゃくちゃすごかった。本当に苦しそうで絶望が伝わってきた。未来と翼に背中を押されてだんだん立ち直るんだけど、ダンスを完全に捨てて歌だけに集中して立ち直るのもよかった。歌唱力に視点を集めるって意味でもよかったし、ダンスも一緒にできるようになってたら「急にそんなに立ち直れる?」って思ってただろうから納得感があった。

その後の幻覚が見える演出はさすがに戸惑った。みんなで活動しているビジョンが見えるっていう演出だったんだろうけど、プロデューサーだけじゃなくて既に合格してる組にも見えるのね。しかもすごくはっきり見えてるっぽい様子。さすがにここの幻覚に紬と歌織さんは入れなくてよかったんじゃないかなと思った。アイドルたちにも見えてるんだったら辻褄が合わないし。

第3話『きらめく世界!私たちのシアター!』

シアターを見て回ったり、いちぽむが初めてのレッスンを受ける回。

ロコ。ちょっとあまりにもかわいい。ロコの声って中毒性があるから、いったいどれだけの人がロコに落とされるんだろうと思った。

と思ってたらまつりが登場。いやいや嘘だろと思いつつ馬に乗ってきた。ゲッサンじゃん!ゲッサンじゃんか!!大臣さんにもらったとか言ってた。このあと出てくる現場大臣さんにもらったのかな。さすがにトラックとか使わないと運べないもんな。

百合子先輩、可愛すぎるだろ。ちょっと常軌を逸したかわいさだった。ずっと先輩風吹かそうとしてくれてもよかったのに。ダンスレッスンが終わってぐでーんってなってるときの顔。見ました?あの顔。パンフレットに載ってるやつ。過去のアニメPVを見てて「手書きだとデフォルメ顔とか自由自在だけど3Dモデルだとそういうのはできないのかなー」と思ってたけど完全に杞憂だった。

ステージを見せてもらう場面。まつりが前々から現場の人達に差し入れを持って行ってたおかげで入れてもらえるところ。まつりってそうなんだよな。しかも、たぶんきっと間違いなく差し入れはそういう打算なしで持って行ってたはず。まつりってそういうヤツ。器がでっかい。19歳のそれじゃない。

百合子が15歳なのに14歳組の多くから呼び捨てにされてる理由、ずっと謎だったけどここで回収されるんだね~。百合子だけじゃなくて、AS組とシアター組もあまり上下関係をつくろうとしてないところが描写されてたのもよかったな。

初見ではレジェンドガールズのBGMがなってるの全然気づかなかった。サビの部分で杏奈がONモードになってステージに立つ真似をしてるところに集中してたし。

第4話『原っぱライブ! はじめます!?』

この何もないところでライブを?ステージは自分たちで用意する?それってグリマスの最初期のシアターじゃん!テントのやつじゃん!シアターも今作ってくれてるし、ミリシタもグリマスもゲッサンも大切にしてくれてさぁ…。全部手放さないじゃん…

それにしても原っぱライブ、ミリオンライブらしい響きすぎる。GREE時代の最初のシアターも原っぱにテントがある感じだったし。こういうミリオンライブの泥臭さほんと好き。

茜ちゃんがとにかく動く。これでもかってぐらい動く。さらにめちゃくちゃ早口でしゃべりたおす。初めて観るはずなのに「茜ちゃんってこれだよな!」って感じがした。かわいかったなあ…

桃子まわりの動きはみんなの個性が出ていてとてもよかった。気持ちを和らげようと手品を見せる瑞希。声をかけたいけどどう声をかければいいか分からず遠くから見守る琴葉とその琴葉を見守るまつり。桃子と同世代で自分がどうしたかったかを改めて伝えに行く育・環とうしろから見守るひなた。桃子が出ていく原因を作ってしまったのを心配して見に行く奈緒と美奈子。全員イメージ通りの行動をとっていた。

桃子は正しいことを言っていたのに憎まれ役になってしまって申し訳ない。でも必要な役割だったし、この態度にもなにやら事情があるらしいことは描かれていたので今後の展開でその辺うまくやってほしいな。

プロデューサー。今回の1件に関してはプロデューサーが全部悪かったね。原っぱライブには、ちゃんと実現可能かどうか、どんなことをするのかが確認できてからみんなに改めて周知するべきだった。まあでも新人Pだし、いきなり39人も丸投げされたらテンパってそうなっちゃってもしょうがない気もする。この辺はプロデューサーもこれから一緒に成長してこうな。

でも、みんなにどういう想いで原っぱライブを開催しようと思ったかを伝えられたのはよかったね。ここでみんなが一丸になったもんね。翼がこっそりマイクのスイッチを上げてプロデューサーの気持ちをみんなに放送するシーン。有能すぎてビビったね。「あー、ほんとだ~(棒)」的なセリフもめちゃくちゃよかった。

第5話『未完成のThank You!』

原っぱライブの実現に動き出すみんなの回。

「手縫い」ってみんなの頭の上にでっかく表示されるの面白かったな。あのシーンのフィルムほしかった。

ここでもロコが大活躍。放送前のティザーPVでも流れてた寝袋ゴロゴロのシーンからミリシタでおなじみのパピヨンの話に繋がるとは…。

1幕の公開終了時から「みんなのサインが書かれた箱、いったいなんなんだ…?」って思ってたけど、まさかこれが「てづくりのぶどーかん」になるとはね…。すっかりやられたね…

そんで実際に原っぱライブが開始されたらもう色々良かったな… 完成したロコのオブジェや奈緒・美奈子の屋台対決、りんご飴を売るひなたと美也、恵美・可憐のネイルやアロマの出し物などなど… 全部よかった!

ステージで披露されたのは『We Have A Dream』。か、歌詞が…!!ミリオンライブにピッタリじゃないか!!!

私たちのこと見てて欲しい人数多いけれど
それぞれがとても個性的で退屈しないよ

引用:We Have A Dream

そしてWe Have A DreamをBGMに茜ちゃんの高速しゃべくりが始まる。どっちを聞けばいいんだ!!

未完成のThank you!もほんとによかったね。怖気づいてた可憐が勇気を出して真っ先に歌い始めるのも、それを観た周りのアイドルがすぐに歌い始めるのもよかった。

そういえば紬と歌織さんもここでみんなと出会ったんだった。ライブ中に未来から何かを受け取ったような演出はただのイメージ映像だと思ってたんだけど、その後にあれは何だったの?って未来が聞かれてたことから察するに「実際に手をとったりしてたんかい!」ってなった。

第6話『動き出す夢 ライブシアタープロジェクト!』

いよいよ紬と歌織さんが本格的に合流。とにかく紬が可愛かったなー。寮があると思いこんで宿なしで目がぐるぐるしてるやつ、紬のかわいいところが爆発してた。

紬とか初期の静香とかはPに対する当たりが強くてちょっと苦手だったんだけど、アニメだと自分が強く当たられるわけじゃないから安心して観られますね笑。紬ってこんなにかわいかったんだって思った。

未来の両親も娘を溺愛しててよかったですね。うちわ作ってるのとかめちゃよかった。

Team1stのStar Impressionもかっこよくて良かったです。私は杏奈の担当Pなんですが、こんなにガッツリライブシーンを描いてくれるとは思わなくて嬉しかったですね…。善澤さんも登場して地味に嬉しかった。

第7話『ドキッ!真夏の海のデビューバトル!』

問題の回ですね。ある意味ミリオンライブらしいトンチキ回。

GREE時代のイベントを思い出す『超風雲!~~』のステージ名!このアニメ作ってる人ミリオンライブに詳しすぎるよ。

みんなの個性が炸裂してた良い回ではあるんですが、可憐がスライダーで降りようとしたときにロープが切れた演出については残念でした。可憐がせっかく勇気を出したにも関わらず失敗して、可憐がなぜか謝ってしまっているのが嫌だったな。ここだけはもうちょっとうまくやってほしかったなー。ここのシーンで小鳥さんと相談してるスタッフ、全然気にしてない風な顔だったからなー。

その後、琴葉がでっけーナタみたいなのを構えるシーンは笑ったし(危ないから水着で刃物を持たせないで!と思ったけど)、イカダを作ってそのまま崖から着水するのも面白かった。

ここでやっと「あ、ここはこういうの有りな世界観なのね?」って理解できた。それと同時に、アニメでミリオンライブを知った人はこれちゃんと楽しめるのかって不安もちょっとあったけど、基本的にはミリオンのこういうトンチキなのは大好きなのでとにかく楽しかったです。

チュパカブラはいったいなんだったんだ

第8話『変わるためのステージ』

Team4thがメインの回。

4話で憎まれ役になってしまった桃子のカバーが手厚くされていて嬉しかったです。原っぱライブを通して完成度の高い出し物じゃなくても人の心が動くのを知った桃子なので、昔の苦い出来事がある役も見事にこなしてくれました。原っぱライブをやる前の桃子ならもしかすると断っていたかもしれないですね。成長が観られて嬉しい。

そしてこのみさん。チームの面倒は全部任せておけと言った手前、Pに相談しづらくなって不安になっていたけれど、Pからの電話で救われる。元々事務員志望だったから自分がアイドルとして扱われる意識がまだ少なかったのかも。成長だね~。

ロコ、奈緒、千鶴さん、亜利沙の演技も良かったな~。わざとらしい演技にすることでちゃんと出し物だってのを気づかせるようにしてたり。みんなが持ち味を活かしてたの良かったな。

Team5thがほとんど描かれなかったのはまあ残念だった。でも尺の都合上仕方ないよな。パンフレットを観た感じだと別の形で描いてくれるっぽいし、それを楽しみにしておこう。ミリシタコミュかCDドラマかなー。

そういえば、第2幕の視聴2回めぐらいでついにOPで出てくるアイドルの組み合わせがチーム単位であることに気づいた。やばい、ネタバレになる!と思ってTeam5th以降のメンバーはなるべく覚えないようにしていた。

第9話『もうひとつのバトン』

まさか初っ端で6thが登場してくるとは。これもふわふわキュートって感じのいいユニットだよなー。たぶんまつりがうまく仕切ってくれるんだろうな。

函館に行ってみんながASとの実力差に落ち込むが、翼はなんなくこなす。体力的な問題もあるだろうけど、他のみんなは力が入りすぎていて、翼は要領よくこなせてるからあんまり疲れてないんだろうなと勝手に考えていた。

ステージでシアター組と話すところは伊織の表情に注目して観ていた。伊織のあとに真と雪歩が話し始めるとちょっと渋い顔をしていて、自分だけが先輩ぶりたかったのかなーと思った。アニメで放送されたらまたじっくり見返したい。

そして雪歩の成長。しっかりとシアター組を気遣っていたり、いつもなら「雪歩は黙ってて」と言われそうなところを自分でちゃんと意見したり。しっかりと成長が観てとれて嬉しかったなあ。

要領よくこなしていた翼も美希に厳しめのことを言われる。挫折ってほどではないけど、未来や静香に感化されて少しずつ変わっていくのが良かったですね。

本番のREADY!!は完全にアニマスのOPを意識したカットでめちゃくちゃ感動しちゃったな。これ観たことある!ってのを何度も思ったし、その中にシアター組のメンバーがいるっていう事実で泣いてた。バックダンサーだけど先輩と同じステージに立つところまで来たんだなあ…。春香が未来に目配せするのも絆を感じて嬉しかったですね。

最後のエンジェルマークとパピヨンマークがくっついて回るところだけは「何も起きないんかい」って面白く感じちゃった。まあ合体して別のマークになったらなったで困惑しちゃうからあれでよかったんだけど。

この回、前半部分がかなり短くて後半部分が長かったんだけど、こんなに長くアニメを観せてもらっていいの?って気持ちになった。すごい情報密度だった。

第10話『アイドルに大切なもの』

静香がチャリティコンサートに参加する回。

星梨花パパが衣装の丈を伸ばそうとしてるのには笑っちゃった。気持ちはわかるけどそりゃ怒られるよ…笑

前回、美希に言われた本気がわからない翼が一生懸命な静香を観て釘付けになっていたり、静香パパにお願いに行くときに「静香は本気なんだ」ということを伝えるのが翼なのがめちゃくちゃ良かった。静香を観て本気っていうのがどういうことなのか、なんとなくわかったんだろうな。そして、これが次回に繋がる。

そしてプロデューサー。父親に「またあんな出し物ですか」と言われたあとに、一度否定したけどその後に「いえ、違いません」と言い直すところ。本当によかった。原っぱライブの催しも周りには遊びのように見えたかもしれないけど当時のみんなが一生懸命考えた企画で、ライブのステージも手づくりだけどみんなで作り上げた場所だった。「今回は前よりすごいんです」なんて言われていたらちょっとガッカリしていたと思う。横で聴いていた未来や翼もこの言葉が聞けて嬉しかったんじゃないかな。

静香がステージに立つ前に未来と翼に背中を押してもらうシーン。オーディションを思い出させる演出はニクい演出をするなあと思った。頼れる仲間ができてよかったよな。

Twitterを観ててあとから知ったけど、静香に翼が生えてるシーンはミリシタのSSRイラストのオマージュなんですね。しかもカード名はCatch my dreamっていう… ニクい演出するね…

Catch my dream 最上静香

第11話『とびらの向こう 繋がる想い』

みんな大好き合宿回。さすがにアニマスでおなじみのあの合宿には行かなかったけど、そりゃそうだよな。私たちにはシアターがあるんだから。

冒頭、こけら落とし公演に向けて準備を始めるPのもとに翼が来た。あとで分かるけど、ここで静香の本気に感化されてソロのトップバッターを申し出たんだよな。アツすぎ。もともと上手かった翼が本気を出したらどうなっちゃうんだ。

Team1stからトップバッターとしての責任感の重さを聞いて顔がこわばる翼と、それを察して後続の仲間たちがいるから心強かったと伝える朋花。本当に仲間のことをよく観ているなあ。

カレーを食べている場面でカプリコーンが出てきたのは嬉しかったなあ。「ゲームしながらでも食べやすそう」って言ってるのにはさすがに自分も同意しかねたけど笑

ジュリアのアコギで始まったトワラー。これに関してはジュリアしか歌わなかったのは思うところがあるPも多いと思うし、不満に感じてもしょうがないと思う。けどアニメーションで歩がしっかりダンスしてるシーンを尺を取って見せてくれたのはうれしかったな。可奈と麗花のヘンテコなダンスもかわいかった。

みんなで円陣を組むところ、自然な流れで未来が声出しを担当するのがものすごく良かった。原っぱライブをやろうって提案したのも未来だったし、中心になるのが自然なんだよな。そりゃあみんな納得するよ。

ライブが始まった。初見のとき、Dreaming!のあとに続くソロ曲のイントロで翼のお願いの内容に気づいた瞬間ものすごく嬉しくなった。

いけーーー!翼ーーー!!お前のかっこいいところをぶちかましてやれーーー!!!

第12話『新しい未来へ』

厳密には11話なんだけど、ケーブルがバチバチいって不穏な雰囲気があった。落雷が落ちてスピーカーの半分が故障して50%のパフォーマンスしかできないやつをやるのか…?いやいや、さすがにミリオンでそれはないか…。ってことは2ndのあれをやるのか…?マジ?と不安になっていた。

ライブは順調に進んでまつりや亜利沙のソロ曲が流れた。尺あんまりないはずなのにソロも流すんだ、とびっくりした。亜利沙に関しては桃子のおかげでアイドルとしての自覚が芽生えた、みたいな成長を描かれてたので入れたかったのかもしれない。

そして紗代子がメガネを外して5thのステージ。初見はダンスシーンを食い入るように観ていたので歌詞があんまり入ってこなかったけど、『バトンタッチ』って曲名がもうやばかった。原っぱライブのときは怖気づいていた紗代子がレッスンを通してステージに立てるようになったんだなあと、これまた成長を感じた。

バトンタッチのあとには『Sentimental Venus』が始まった。こんなところまで読む人はもう知っていると思うが、実際の2ndライブでこの曲の途中で音源が流れなくなり、演者と観客(P=現実のプロデューサー)がそのまま最後まで音源なしで歌い続けたというトラブルがあった。

これに関しては最初は微妙な気持ちだった。運営側のトラブルだから美談にする話でもないし、当時運営をしていた人からすればあまり思い出したくない記憶だろうという否定的な気持ちがあった。とはいえ、観客であるPとアイドル役であるキャストが歌い続けたことでトラブルを乗り越えた事実は誇らしい気持ちもあった(自分は参加していなかったが)。

監督がこれをアニメにまで入れる選択をしたということは、どうしてもファン(P)とアイドルとの絆を描きたかったんだろうなあと解釈をしたので初回も自分の中で前向きにとらえて観ることができた。実際どうだったかは監督が第3幕パンフレットの中で詳しく語ってくれているのでそちらを参照してほしい。

トラブルがあってしばらくステージは中断。どうしていいかわからないけど走り出す未来。無理は承知であきらめたくない旨を伝えるプロデューサー。このあたりはどちらの動きもアツかった。ミリオンライブのプロデューサーってこれぐらい青臭くあってほしいよな。そして観客(P)の手拍子で間を持たせている間にトラブルも解決。現実のPたちがミリオンライブを一生懸命繋いできたという比喩の演出なのかなと感じた。

ライブ再開一発目は紬の『瑠璃色金魚と花菖蒲』。これは痺れましたね…これまでアニメでは徹底的にポンコツのような描かれ方をしてきた紬が、覚悟を決めたらこんなにかっこいいステージを見せられるのか、という驚き。このギャップにやられて紬を担当アイドルに決める人も多いんじゃないだろうか。

続く歌織さんの『ハミングバード』も歌詞が状況にリンクしていて良かった。記憶違いでなければMORでハミングバードは2曲めになる予定だったみたいな話があったと思うけど、メガトンボイスで披露してたのが『MUSIC JOURNEY』だったらアニメの内容も変わっていたのかな。

そして7話で描かれなかったTeam3rdの『オレンジノキオク』。これもダンスに集中してて歌詞をあまり聞き取れてなかったけど、サビの終わり「未来へと」でTeam8thの未来のMCに繋がる演出すごくなかったですか?

Team8thの未来のMC、内容はあんまり覚えてないけど堂々としてて立派すぎるって思ったのと、曲名発表で頭が真っ白になった。『REFRAIN REL@TION』だって。(亜利沙のソロは置いといて、)ミリオンの@曲がついに…。

しかも、「繰り返す 関係」みたいな意味だよね。グリマスやミリシタ、ミリアニで何度も出会いなおしてきたけど、「100万回だってリフレインしてく」って歌われてる。ミリアニが終わることを寂しく感じていたけど、ミリアニが終わってもミリシタで出会い直せる。ミリシタが今後仮に終わってもまた新しく関係を繰り返していけるのかな、って思ってからしばらく呆けていた。

しばらくすると間奏で未来のセリフが始まって、39人みんなで歌い出した。ひえええええ。11話でかおつむに見せた「てづくりのぶどーかん」のサイン、かおつむには書いてもらわないの?って思ってたら新たに書き加えられてるのをここで見せてきた。この人たち全部拾ってくる!

そんなこんなでライブは終了。みんなで屋上に上がって円陣を組んで本編は終了。円陣で39人をぐるっと一周するシーンがあったんだけど、回転が速すぎてここのコマフィルムが当たったらめちゃくちゃブレてそうだなって心配をした。

エンドロールは『Brand New Theater!』。物販でMTGなんかのCDが売ってたり劇場の予告ポスターに夜想令嬢やトゥインクルリズムがあったり、街の色んなところにシアター組のその後の活動を示唆するようなものがあって、こからミリシタに繋がるのか!!!というのを感じさせる終わり方でした。

総括

39人のドラマを1クールで収めるなんてどうやっても無理と思ってましたが、見事に描ききってくれました。しかも想像をはるかに超えるようなミリオンライブへの愛情を注いでくださっていて本当に感謝しかありません。

既存のプロデューサーの多くが満足いく作品になったのはもちろんのこと、アイマスをまったく知らない人にも楽しんでもらえる内容だったのが本当にうれしいです。

これ以上やるにはどうしても尺が必要だと思うので、やはり二期を期待してしまいます。二期ができるぐらいミリオンライブのアニメが人気になってほしいものです。

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