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リクエストの達人への道のりは険し
大阪のおばちゃんになりたいと思っています。
例えば、
電車で席を譲ってもらえなかった老人が、
「最近の若いヤツらは年上に対する敬意がないな」
「お年寄りには席を譲ろうって習わなかった?」
なんて嫌味を言ってしまうことがあるらしいです。
こんな事言ってもお互い嫌な気持ちになるだけだし、目的を達成できる可能性も低い。
「歳とって足腰弱って立ってるのがつらいので、席譲ってもらえませんか」とお願いした方がよっぽど席譲ってもらえる可能性は高いのだけれど、見ず知らずの人にお願いするのはそれはそれで言い出しづらい。
そこで、大阪のおばちゃんメソッド発動ですよ!
「おにいちゃん、あめちゃんあげるで」とまず関係性を創りたい意思を示してから
「あんなぁ、あばちゃん年寄りなもんで、足腰よわなってもうて立ってるのごついつらいんよ。席譲ってもらえるとうれしいんやけどなぁ」
これで席譲ってもらえたら万々歳だし、
「あばちゃんわるいなぁ。わいも徹夜あけてごっつつらくて、終点まで寝よ思うて電車2本待ってやっと座れたんよ。かんにんなぁ」
とNOを返されても、その理由がわかっていれば「こいつ若いのになんで席譲らないだ」とイライラしてるのよりよっぽど気持ちは楽なはず。
そのやり取りを聞いた少し離れた席から
「おばちゃん、わいは大丈夫だから席代わったるよ」
と声がかかるかも知れないし、
「おばちゃん、わいのスーツケース椅子くらいの高さやから、これに座ってみるのはどないや」
と第三の案が生まれる可能性だって大きくなると思うのです。
ひとつ難点があるとすれば、大阪のおばちゃんなら「あめちゃん」あげても問題ないけれど、東京のおじちゃんがあめ配ると、怪しいヤツと思われかねないと言うことです。
「あめちゃん」に代わる別のツールを見つけるか。。。
或いはヒョウ柄の女装をするか。。。
リクエストの達人への道のりはまだまだ遥かに遠い。。。
誰か方言指導よろ~