今を生きながら、その先に待つ未来に怯えている。

空の青さが鬱陶しい。
昨日まで空に浮かんでいた雲が胸の中に立ち込めているようだ。
空の青は以前までの鮮やかさを留めていない。

ふと中学生の時分を思い出してはどうしようもない気持ちになる。
無条件に未来が明るかった頃。
その未来がいざ近づいてくると机をひっくり返したくなる。
親のもとで、無責任にぐにゃぐにゃ生き延びてきただけのポンコツだ。まるで、自分の人生に覚悟がない。

土曜日、午前10時半に起き、母親が用意してくれた昼ごはんを食べる。5分ほど遅刻しながら部活に向かう。昔から時間の読みが甘い。
どれだけだらしなくても子供というだけで許される、あくびが出るほど呑気だったあの頃。

自分の未来が現在の行動によって大きく左右されるということが実感できた今、毎日がひたすらに怖いのだ。今を生きながら、その先に待つ未来に怯えている。かといって自分を律して生きられるほど強くない。いつもその場しのぎでやってきた。気づけば周りから取り残されていて、取り返しのつかないところまで来てしまっている。

毎日を頭の中だけで過ごしている。それまで、他人にも向いていた心の刃が今は全て自分に向かっている。多少人を腐していた方がいくらか健康だった。

いっそ開き直ったら楽になるのだろうか。

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