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「こんな何もないところ早く帰ろう」
僕が人に「自然の楽しみ方を伝えられたら・・」と思った出来事がいくつかあります。
あるキャンプ場に行ったときのことです。 いわゆる、「何もない」ところで、キャンプ場と書かれているものの、人工物はトイレぐらいなもので、あとは自然。 山奥ですので、幅5メートル無いぐらいのきれいな川が流れていて、そのほとりで好きなようにキャンプするといった場所でした。 雪ノ浦ダムの近くの「幸物」というところです。
釣りをしたり、コーヒー飲んだりして遊んでいると、5歳ぐらいの男の子を連れたお父さんが来ました。 男の子は、目をキラキラさせて、あたりを見回しています。 「ほら! ここにヘビが入っていったよ!」ってお父さんを呼びに行ったりしていました。
そこでお父さんの放った言葉に失望しました。
「こんな何もないところ早く帰ろう」というのです。 もちろん、楽しくて仕方がない男の子は、帰りたくなどありません。 でも、そうしているわが子の首根っこを掴んで、2人は帰ってしまいました。
自然を楽しむ術を知っていたら、その良さを感じる心を持っていたら、そう感じた出来事でした。 それはまだ僕がネイチャーゲームを始める前でしたので、もう20年近く前の出来事ですが、とてももったいない出来事として印象に残っています。 自然に出かけるばかりが良いとは思いませんが、我が息子が楽しんでいる姿に、共感できる余裕は持ちたいですね。
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