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目を閉じて感じるもの

朝の散歩道、賑やかな鳥の声を聞こうと目を閉じると、いい匂いが感じられました。甘い中にも、ほのかに青臭さがある微妙な匂いです。フワフワと漂ういい匂いはその場所だけでした。きっと、匂いを発する何かの脇を通り過ぎたのでしょう。

感覚の7割〜8割をも占めていると言われる視覚を遮ることで、ほかの感覚が研ぎ澄まされます。音をしっかり聞きたい時に、自然に目を閉じるのは、感覚を耳に集中しているのでしょう。自然を手軽に楽しむネイチャーゲームのアクティビティの中には、あえて目隠しをするものがいくつかあります。

さて、香りというのは、その場の雰囲気を変えてしまうところがありますね。柔らかで甘く優しい匂いは、穏やかで優しい気持ちにさせてくれます。春はまさに、そんな匂いに囲まれていると思います。今しきりに落葉しているクスの葉や、ネギに似たノビルなどは、スッとした匂いで、気持ちがシャンと癒されます。

そうなると、視覚に比べたら「非主流派」の嗅覚も、感覚に与える影響が大きいのだと思います。私たち動物が危険を察知するのは、確かに嗅覚からだったり、聴覚からだったりすることも多いですね。目を閉じるて散歩するのは危ないですよ(^^;;

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