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自分と相手の中に持っているエッセンスが響き合う

コーチングがうまくいくと、相手と自分の中にある共通なところが共鳴する気がします。話しを誘導しているわけでもないのに、話しの方向性が共通な部分に向かっていくのです。抱えている問題点や解決策に思い当たるフシがたくさん出てきます。そのセッションの中でしか起き得ない、不思議なことが自然に起きてくる感じなのです。

もちろん、違う人間なので、性格や考え方、感性は違うものを持っているはずです。今は多様な時代です。自分らしさを大事にする人が増え、それが尊重されます。豊かな世界だと思います。つまり、同じ価値観の人は他にいないということになります。

しかし、コーチングのセッションでは、持っているエッセンスの中の共通の部分が引き出される感じがするのです。これは他の活動、例えば東洋医学でも似たようなことが起きるようです。思うに、自分の中には多様な自分がいるのでしょう。特性ごとの細い棒みたいなものをいくつも束で持っている感じです。

あるときにはこの棒が顔を出し、別のときには違う棒が前に出るイメージです。「おだやかな自分」が前に出たときには、「この人は穏やかな人だ」ということになります。

共鳴するとは、そのいくつもの特性の中の似た1本が相手の1本と繋がった感覚です。そうやってエッセンス同士が響き合うと、相手の見えている景色は、自分も興味が湧くものとなります。一緒に壁の向こうに行ってみたいと思えるようになりますね。
コーチングの醍醐味なのかもしれません。

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