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横浜DeNAベイスターズ〜GG賞受賞記念 桑原という男〜

先日、ゴールデングラブ賞を6年振り2回目受賞した桑原を特集したコラムになっております。

1.桑原という男
「自分、何年経っても野球が好きなんすよね」そう言って無邪気に笑いながら答える桑原を何度見たことか。
良くも悪くもグラウンド上で喜怒哀楽を出し、時に態度が悪いやお調子者で嫌いと言われる事もあるがハマのガッツマンと言われる男が桑原だ。
怪我を恐れる事なく、一心不乱に打球をただがむしゃらに追いかける男でつい本能的にベースにヘッドスライディングしてしまう男。
それが桑原だ。

2.苦しんだ守備。「守ることが怖い」
福知山成美高校からドラフト4位で当時の横浜ベイスターズに入団。
プロ入り当初は内野手として出場していてプロ入り初出場は二塁手として出場している。
プロ入り2年目で2軍と言えど打率.270、4本塁打、27打点、9盗塁を記録し下位指名でありながら期待の若手であった。

だが、徐々に送球イップスになり打撃にも影響がで始め当時の2軍監督の山下から外野手転向を提案され本格的に外野手に転向した。
その数年後の活躍はファンならずとも知っての通りだが、裏では苦しみ血の滲むような努力があった。

当時桑原はこう言っていた「正直、守ることが怖い」
今ではリーグ屈指、いやセンターの守備なら現在のNPBでは屈指の守備だろう。
その桑原が守ることが怖いとそこまで苦しんだのである。
しかし桑原は外野転向をきっかけに当時の2軍総合コーチの二宮と毎日必死に練習をして徐々に余裕を感じれるようになってきたとコーチに言われるようにまでなったのだ。
それからは知っての通りである。

3.お調子者と言われる男の本当の姿
1軍で活躍するようになり、明るく時にはファンからお調子者と言われるがプロ入りから非常に真面目で同期の選手たちが遊んでる中、オフの日も毎日桑原は野球に打ち込んだのである。

30歳になって年俸が1億を超えレギュラー格になった今でも連日のように早出練習に参加し今でも前と変わらない桑原がいる。

野球小僧。この言葉が1番彼にはしっくりくる。

4.二塁手をやっていたから今がある
桑原は以前のインタビューで、二塁手としてはダメだったけどアマチュア時代から内野をやっていたからこそ今外野で前の打球には自信があると言っている。

内野で苦しみプロで続ける自信が一回は無くした男が内野をやっていたからこそ、外野の守備に自信があるとは何とも面白いものだ。

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