失敗したくない人の味方 ブログNo.1 vs インスタグラムNo.1
どちらもすごい部数が出ています。
『syunkonカフェごはん レンジでもっと!絶品レシピ』は、2011年4月に初の料理本『syunkonカフェごはん』を宝島社から出版していきなり大ベストセラーになった山本ゆりさんが、昨年4月に出版した9冊目の本。
発売から約1年だというのに、いまだアマゾンの売れ筋ランキング7位というおばけみたいな本。
デビュー作から数えると累計555万部を突破しているそうですよ。
この調子で行くと、栗原はるみさんの累計部数を超える日もそう遠くないかも。
対して、『Yuuのラクうまベストレシピ』は、2019年7月に扶桑社から出版され、あっという間に14万7000部を叩き出したYuuさんの本。
Yuuさんはブログ、Twitter、Instagramのどれももちろん快調に更新中だけど、インスタのフォロワーは本の帯にあった50万人どころじゃなく、さっきチェックしたら60万人を超えていたわー。
おおすごい。
何がそんなに売れる理由なのかしらと、2冊をじっくりじっくり広げて眺めてみました。
まず気づくのが、ふたりとも熱い、ということ。
「なんとかしたい!」に「ちゃんとお答えします!」と最初から最後まで言っていて。
著者を応援する読者じゃなくて、著者から応援してもらってる読者になれるんです。ふたりの気持ちが嬉しいってなる。
もちろん、掲載レシピ数だけでなく、情報量がとにかく多くてみっちりつまった誌面であるというのが共通してて、見ただけでお得感満載な感じなのも嬉しいポイントですよ。代用レシピやポイントが必ず添えてあるから実用性も高いわけだし。
山本ゆりさんに至っては、レシピの材料表は「分量が多い順」じゃなくて「使う順」!
確かに豚肉のなんちゃらという料理だからといって、豚肉を切る準備から始めてしまったらまな板を洗わなければ次の調理に行けない。
そういうストレスをなくすために、あえて材料表の買い方の基本を見直した、と書かれています。
Yuuさんについても、冷蔵・冷凍の保存可能日数や調理時間、調理ポイント、代用食材まで記載があるから、「あれがなくて作れない」の心配はなし。
考えなくて済むような工夫があちこちにあるですね。
そう、考えなくて済む、迷わなくて済む、というレシピは失敗したくない気持ちにちゃんとこたえてくれている。
いつでもぴたりと味が決まる果粒だしの素や鶏ガラスープを使うとか、何分焼いて途中でひっくり返すと指示があるとか、ふたして何分とか、指示も細かいから安心です。
さらにどちらも味の輪郭がはっきりしたこってり系のレシピが多いのもポイント。
この味を嫌いな人っていないと思います。
そんなおふたりの次作が今、仲良く揃って予約受付中です。
山本ゆりさんは、デビュー作以来、毎年4月に出すのが恒例でしたから、ん? Yuuさんもこの時期にきたかー、新旧ブロガーのがちんこ対決か。
Yuuさん最新刊『Yuuのラクうま♡晩ごはん』は4月23日発売。
山本ゆりさん最新刊『syunkonカフェごはん7』は4月25日発売。
第1作目からずーっと変わらない表紙イメージももはや「山本ゆり」の代名詞。
これもファンを逃さない理由かもなー。
というわけで4月下旬は大注目です!
COOKBOOK LAB.も地味に更新しています。どうぞよろしくお願いいたします。