小さいおうち
「小さいおうち」をみた。時は、昭和16年。
戦争が始まるか始まらないかの中での恋愛物語。
妻夫木君が亡くなったおばあさんの少女時代のことを記したノートを見つけることから始まる。
少女時代ある小さいおうちに女中として働いていた頃のこと。そのお家の奥様と、旦那様の部下である青年とが恋仲になってしまう。
それを知っていた彼女は、悩んだすえに二人の仲を阻止する行動にでる。
かわいい子供がいる家族を守るため、まわりのみんなの幸せをこわさないためにとった行動だと思う。だれにも言わずに自分の中にだけ留めていたことはどんなに苦しいだろうかと、胸がしめつけられるような感覚になった。
大好きな奥様が好きな人に会いたいという気持ちを叶えてあげたい、でも、まわりを不幸にさせられない。
という感情が痛いほど伝わってくる。
女中時代の役は、黒木華さん。印象に残る演技だったなぁ。とても上手な女優さんだと思います。
日常生活のシーンが多くて、ほのぼのして穏やかな気持ちでみていたけど、最後は、悲しい結末だったなぁ。
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