原点
私が生れ育ったのは 奈良県の山の中です。
家の周りは杉の木ばかりで、
吉野杉として、林業が盛んな地域です。
今考えると そのおかげで花粉症にも悩まずに済んでいるのかもしれません。
今は家族も皆、その地を離れているので、
そこに帰省することはありません。
しかし、過疎化が益々すすんでいたその故郷に、よその地域から移住をして「地域おこし協力隊」として活動してくださっている方々がいることをSNSを通じて知ることができました。感謝の気持ちでいっぱいになりました。
やはり、吉野の田舎の血が流れているからでしょう。
私は 田舎のことは良く分かっているつもりです。
田舎の良さは 皆さんもご存じのとおり、
自然豊かな環境と人の良さです。
その一方で 日常生活の不便さと 地域によっては行き過ぎたおせっかいがあるかもしれません。
私の経験から、田舎は閉鎖的な考え方も多かったように思います。私の両親も私自身も例外ではなく、
そこを離れてからそれに気づきました。
田舎出身の私が考える地方創生に必要な第一歩は、
地方の皆んなが柔軟に 新しい感覚に耳を傾けることからではないかと思います。
今後も地方自治体には、移住希望者を受け入れる環境を整えていただき、
そして移住希望者方々には、新しい風をどんどん送り込んで下さることを期待しています。
田舎は時間の流れ方もゆっくりで 多少の不便はちょうど良いくらいだと思っている自分がいます。 将来、また田舎で暮らすのもありですね。
そして都会で住んでいる今だからこそ 田舎をアピールできるようなお手伝いをしたいとも思っています。