現在のWebセキュリティと対策を語る上で、そもそも用語がわからないという人が多いようなので、ここにまとめておきます。

まずWebサイトの管理構築側の理論としてIDとパスワードによる管理が簡便かつコストが安い方法です。まだ売上のないサービスに硬いセキュリティはそもそも採用できない。と考えるだろうことは容易に想像できます。
利用者側の理論としては不便極まりないと言えます。すべての人間がパスワードの使いまわしをせずに、利用するすべてのWebサイトの違うパスワードを記憶することは不可能です。
Webセキュリティ関係者の意見はIDとパスワードは将来的に滅ぼすべきものと認識していると思いますが、現時点ではそれは不可能で、ここからは意見を異にする専門家も多いですが、私はパスワードマネージャを使用すべきと考えます。

それを使わないというのであれば、Chrome等のブラウザのパスワード記憶機能とシンクロ機能はそこそこ使いやすいとは思います。

最近出てきたもので、そこそこ感心したものとしては『Appleでサインイン』というものがあります。これは言わばAppleがパスワードマネージャとなるもので、よくできた仕組みであると思いました。
個人的にAppleのセキュリティは信用おけないので使いませんが、何も使わないよりははるかにいいとは言えます。

「Apple でサインイン」とは - Apple サポート
https://support.apple.com/ja-jp/HT210318

【お詫び】
音声配信中、『ゼロ現象』と言っている部分は『ゼロ幻想』の間違いです。

配信日 2020-10-04