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SBI証券の手数料プラン比較:アクティブプランとスタンダードプラン、どちらがおすすめ?投資顧問が解説

取引スタイルに応じて国内株式の手数料プランを2つ用意しているSBI証券。SBI証券で投資をはじめたいものの、アクティブプランとスタンダードプランはそれぞれ何が違うのか、どちらを選べばよいか迷っている人も多いのではないでしょうか。
今回は、SBI証券のアクティブプランとスタンダードプランの違いについて初心者でもわかりやすいように解説します。どちらがおすすめかや、メリット・デメリットについても解説するので、ぜひSBI証券の手数料プランを選ぶときの参考にしてみてください。

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SBI証券には国内株式の手数料プランが2種類ある

SBI証券では、国内株式の手数料プランをアクティブプランとスタンダードプランの2種類から選択が可能です。まずは、それぞれの手数料の仕組みを解説します。

アクティブプラン:1日の約定代金で手数料が決定

アクティブプランとは、約定回数に関係なく1日の約定代金の合計に対して手数料がかかるプランです。約定とは、株式取引などの売買が成立すること、約定代金とは売買が成立した金額を指します。

しかし、SBI証券は2023年9月30日より、国内株式の売買手数料を無料にする「ゼロ革命」を開始しました。条件を達成した場合、アクティブプランの売買手数料はかかりません。

条件は「円貨建・米株信用の各種報告書」「外貨建(米株信用を除く)の各種報告書」「特定口座年間取引報告書」の受取方法を郵送でなく電子交付にするだけです。すでに口座開設し、郵送を選択している人は、公式サイトの「電子交付サービスの申し込み方法」で変更方法を確認してください。

上記の条件を満たさなかった場合の国内株式アクティブプランの手数料は、現物取引の1日の約定合計額が100万円までなら無料です。200万円までで1,238円、300万円までで1,691円、以降は100万円増加するごとに295円ずつ増えます。

他社にも、SBI証券のアクティブプランと同様のサービスはありますが、現物取引の手数料を比較するとSBI証券が最安水準です。

SBI証券の手数料は1日の約定合計額が200万円までで1,238円ですが、他社は最低2,200円に設定されています。300万円までの手数料で比較すると、SBI証券の1,691円に対し、他社は3,300円以上です。

信用取引の手数料は、1日の約定合計額が100万円まで無料、200万円までで880円、以降は100万円増加するごとに440円増えます。取引や預かり残高額で大口優遇の条件を満たすと、1日の約定代金に関わらず手数料は無料です。

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スタンダードプラン:1注文の約定代金で手数料が決定

スタンダードプランは、1注文の約定代金に対して手数料がかかります。ただしアクティブプランと同様に、ゼロ革命の条件を満たせば、2023年9月30日の発注分からは売買手数料がかかりません。

条件を満たさない場合の、現物取引の手数料は、下記の通りです。

  • 5万円まで:55円

  • 10万円まで:99円

  • 20万円まで:115円

  • 50万円まで:275円

  • 100万円まで:535円

  • 150万円まで:640円

  • 3,000万円まで:1,013円

  • 3,000万円以上:1,070円

また、信用取引の手数料は1注文の約定代金ごとに下記に設定されています。なお、取引や預かり残高額が大口優遇の条件を満たすと、1注文の約定代金に関わらず手数料は無料です。

  • 10万円まで:99円

  • 20万円まで:148円

  • 50万円まで:198円

  • 50万円以上:385円

加えて、国内株式のスタンダードプランでは、取引手数料の1.1%分のポイントがもらえます。ポイントは、Vポイント・Pontaポイント・dポイントから選べ、投資信託の購入などにも利用が可能です。

スタンダードプランとアクティブプランはどっちがおすすめ? 

スタンダードプランとアクティブプランは、それぞれ人によって向き不向きがあります。以下で、スタンダードプランとアクティブプランはどちらがおすすめなのか、投資スタイル別に解説します。

アクティブプランがおすすめ:投資初心者・少額投資メインの人

SBI証券のアクティブプランは、取引にまだ慣れていない初心者や、100万円以下の少額投資が多い人におすすめです。

アクティブプランでは、1日の約定金額の合計が100万円以下なら手数料がかかりません。注文数に関係なく、約定の合計額に応じて手数料がかかるため、1日に何度取引をしても100万円以下なら手数料は無料です。

スタンダードプランだと、約定合計額ではなく1注文ごとに手数料がかかります。例えば、5万円以内の現物取引を1日に5回行った場合、アクティブプランなら手数料は無料ですが、スタンダードプランは合計275円(55円×5回)です。

少額の手数料でも積み重なると多額になるので、少額投資がメインの人はアクティブプランを利用しましょう。アクティブプランから投資をはじめ、高額な取引を行うようになってからスタンダードプランに変更も可能です。

とはいえ、2023年9月30日から開始のゼロ革命では、条件を満たせばどちらのプランであっても約定代金に関係なく手数料無料で取引可能。特定の書類の受取方法を電子交付にし、インターネットで取引するという条件を満たせる場合は、どちらのプランを選んでもお得といえます。

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スタンダードプランがおすすめ:注文額が100万円を超える人

SBI証券のスタンダードプランは、注文額が100万円を超える人におすすめです。

スタンダードプランは1注文額に対して手数料がかかりますが、注文金額が100万円を超えるとアクティブプランに比べ1回あたりの手数料が安くなります

スタンダードプランで150万円の取引が発生すると手数料は640円ですが、アクティブプランだと1,238円です。高額な取引をする予定がある場合は、スタンダードプランを選びましょう。

ただし、スタンダードプランは約定ごとに手数料が発生するため、1日の取引回数が多い場合はアクティブプランのほうが手数料が安くなる場合もあります。はじめはスタンダードプランで登録し、取引回数や注文額を見ながらアクティブプランに変更することも視野に入れておきましょう。

なお、アクティブプラン同様、2023年9月30日以降はスタンダードプラン・アクティブプランともに、条件を達成すれば売買手数料がかかりません。

25歳以下ならどちらのプランでも現物取引の手数料が無料

25歳以下の人は、アクティブプランとスタンダードプランのどちらを選んでも、国内株式の現物手数料がかかりません。ゼロ革命の条件を満たしていない場合も、25歳以下現物手数料0円プログラムは利用可能です。

対象は、26歳の誕生日を迎える前日までの取引手数料です。SBI証券の口座を持っていれば手続きなどは不要なため、若いうちからお得に資産形成がはじめられます。

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SBI証券で手数料プランを変更する方法

手数料プランを変更したい場合は、SBI証券のWebサイトから行えます。Webサイトにログインして「口座管理>お客様情報 設定・変更>お取引関連・口座情報>「国内株式手数料プラン」へ進み、「変更」をクリックしましょう。

変更が完了すると「国内株式手数料プランを変更いたしました」と赤字で表示されます

SBI証券の手数料プランは、自由に変更が可能です。はじめはアクティブプランで登録したものの、取引に慣れて注文額が増えた場合にはスタンダードプランに変更するなど、自分のスタイルにあわせて対応しましょう。

SBI証券の手数料プランに関する注意点

SBI証券の手数料プランは、変更した場合の適用タイミングや手数料体系に注意が必要です。以下では、SBI証券で手数料プランを変更する際の注意点を解説します。

手数料プランの変更は適用タイミングが決まっている

手数料プランの変更手続きが反映されるタイミングは決められており、即時ではないため注意しましょう。

SBI証券の営業日である月〜金曜日の23:29までに変更の手続きを行えば、翌日00:00以降の注文分から適用されます。土〜日曜日に手続きをした場合は、火曜日の反映です。

変更が適用される前に発注した未約定注文は、変更前の手数料プランが適用されることも覚えておきましょう。変更後のプランを適用させたい場合は、一度注文を取り消して変更完了後に再度発注が必要です。

また、23:30〜00:00まではメンテナンス時間なので、手数料プランの変更はできません

アクティブプランは手数料無料の場合でも一時的に支払いが発生する

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ゼロ革命を適用しない場合も、アクティブプランの手数料は1日の約定代金の合計が100万円までなら無料ですが、一時的に手数料の支払いが発生します

アクティブプランは、見積約定金額に応じて一時的に一段階上の手数料が拘束される仕組みです。現物取引なら1,238円、信用取引の場合は880円が一時的に拘束されます。一時的に引かれた手数料は、翌日朝未明に買付余力に払い戻される流れです。

払い戻される手数料は注文履歴画面では修正されないため、約定履歴画面で確認してください。

PTS取引や単元未満株(S株)は手数料体系が異なる

PTS取引や単元未満株(S株)の取引にはスタンダードプラン・アクティブプランが適用されず、手数料体系が異なるため注意しましょう。

PTS取引の現物取引では、ナイトタイムセッションであれば約定代金に関わらず手数料は無料です。デイタイムセッションだと、5万円までで51円、10万円までで94円、20万円までで110円と、約定金額に応じて手数料が設定されています。

信用取引は、1注文の約定代金が10万円までで94円、20万円までで140円、50万円までで188円、50万円を超えると366円です。

PTS取引は、証券取引所を介さずに株式などを売買できるシステムを指します。PTS取引なら、証券取引所がクローズしている時間でも取引が可能です。

単元未満株(S株)は、買付手数料は無料に設定されています。売却時は約定金額の0.55%の手数料がかかり、最低手数料は55円です。

単元未満株(S株)とは、銘柄ごとに決められている株式の最低購入数(1単元)よりも少ない単位で購入できる株式を指します。本来なら100株単位で購入が必要な株式でも、S株なら1株単位で購入できるため数百円程度の少額でも投資が可能です。

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証券会社を比較検討するならランキングを参考に

SBI証券以外の証券会社についても知りたい人は、以下のページをチェックしてみましょう。各証券会社を「手数料の安い順」などの特徴から絞りこめるほか、実際の利用者からの評価やクチコミなども確認できるので、ぜひ比較検討に役立ててください。

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