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「SMBC日興証券はやばい・潰れる」って本当?投資顧問が評判からメリット・デメリットを解説

SMBC日興証券の利用を検討しているものの、ネットにある「やばい」「潰れる」というクチコミや過去の不祥事を知り、不安になっている人もいるのではないでしょうか。不祥事の影響はあるのか、もし倒産したらどうなるかと疑問に感じている人も少なくないでしょう。

そこで今回は、SMBC日興証券ではどんな不祥事でどのような影響があったのかを解説します。評判についても紹介するので、SMBC日興証券を利用するか判断する際の参考にしてみてください。

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SMBC日興証券はやばい会社ではない! 創業100年以上で信頼性も高い

「SMBC日興証券はやばい」というクチコミを見ることもありますが、そのような噂は事実とはいえません。

SMBC日興証券は創業100年以上の歴史を持ち、大手対面証券会社のひとつとして知られています。口座開設数は2024年6月時点で約397万口座、預り資産残高は82.8兆円と、他社に比べても申し分ありません。三井住友銀行を傘下にもつSMBCグループの一員であることも、SMBC日興証券の信頼性を高めているでしょう。

SMBC日興証券は決して危険な会社ではないものの、いくつかのデメリットや過去の不祥事が原因となり、「やばい」というクチコミにつながっていると考えられます。以下ではメリット・デメリットや過去の不祥事について深掘りするため、口座開設を検討している人はチェックしてみてください。

「SMBC日興証券はやばい」といわれるのは過去の不祥事が原因

SMBC日興証券は過去に相場操縦事件を起こしていることから、「SMBC日興証券はやばい」というクチコミを見たことがある人もいるでしょう。しかし、一時は取引停止となったものの、現在は通常どおり運営されているので問題なく利用できます。

どのようなことがあり、現在はどうなっているのかを正しく理解するためにも、相場操縦事件の概要や影響を見ていきましょう。

2022年10月に行政処分を受けた相場操縦事件の影響

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SMBC日興証券は相場操縦をしたとされる事件で、金融庁から行政処分を受けました。一部銘柄の株価下落を回避しようと企てたなど、金融商品取引法に違反したことが処分の主な理由です。金融庁は2022年10月にSMBC日興証券に対し業務停止命令、業務改善命令を出しました。

業務停止命令により、SMBC日興証券は2022年10月7日から2023年1月6日まで、事件の発端となったブロックオファー取引に関する一連の業務を停止しています。ブロックオファー取引とは、証券会社が株式を売却したい大株主から買い取り、取引時間外に特定の投資家に売却する取引のことです。

SMBC日興証券は業務改善命令も受けており、経営責任の明確化、再発防止に向けた業務改善計画の策定・実施などが要求されました。相場操縦事件とは別に、銀行・証券間の情報共有に関する規制でも違反があったため、この点でも再発防止が求められています。

行政処分に加えて、SMBC日興証券は2023年2月に東京地方裁判所から罰金7億円、追徴金約45億円の有罪判決も受けました。

東証による処分で2023年1月にも一部取引を停止した

東京証券取引所からSMBC日興証券に対して、一部の取引停止の処分が下されました。処分の理由としては、ブロックオファー取引での違法な買い付け行為や売買審査体制の不備などが挙げられています。また、大阪取引所からは戒告が通知されました。

本処分により、SMBC日興証券は2023年1月16〜20日の間、自己勘定による有価証券の売買を停止しています。取引停止の処分により、SMBC日興証券の利用者も同期間に、株式取引の注文方法のひとつである日興VWAPトレードなどが利用できませんでした。

行政処分を受けたあとは、再発防止に向けて経営管理体制や内部管理体制の強化などを図る改善計画を策定・実行し、現在は通常どおり営業しています。行政処分などを受けた事実はあるものの、現在では安心して取引できる体制が整えられているため、心配しすぎる必要はないでしょう。

SMBC日興証券の悪い評判はほかにもある?

SMBC日興証券には、「投資信託の本数が少ない」「株式の取引手数料が高い」などの評判もあるので気になる人もいるでしょう。ここからは、SMBC日興証券の悪い評判を解説します。

投資信託の取扱本数がネット証券に比べて少なめ

SMBC日興証券は投資信託の取扱本数がネット証券に比べて少ないとされています。

SBI証券や楽天証券などのネット証券では、投資信託の取扱本数は2,600本程度です。一方、SMBC日興証券は1,160本程度で、ネット証券の半分にも達しません

ただし、野村證券の取扱本数は約1,200本、大和証券は約620本、みずほ証券は約120本であるため、店舗を有する証券会社のなかでSMBC日興証券はラインアップが豊富なほうでしょう。

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株式の取引手数料がネット証券に比べて割高

株式の取引手数料はネット証券に比べて割高です。

国内の現物株取引で約定代金が10万円までの場合、SMBC日興証券のダイレクトコースでは取引手数料が137円かかります。一方、SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券では手数料が無料となるコースが用意されており、取引手数料は0円です。

株式の取引で手数料を抑えたい人は、大手ネット証券のほうが向いているでしょう。

ネット銀行から即時入金ができない

SMBC日興証券はネット銀行から即時入金ができません。即時入金とは、インターネットバンキングを利用して自分の銀行口座から証券口座に入金する方法で、即座に入金が反映される特徴があります。株式をすぐに買いたいときなどに便利です。

SBI証券や楽天証券などのネット証券では、楽天銀行や住信SBIネット銀行、PayPay銀行などのネット銀行から即時入金が可能です。しかし、SMBC日興証券で即時入金ができる銀行は三井住友銀行のみと限定されています。

ネット銀行と組み合わせて便利に使いたい人は、ネット銀行口座からの即時入金などに対応しているネット証券のほうが向いているでしょう。

複数のIPO投資に同一資金で申込むことができない

SMBC日興証券では、複数のIPO投資に同一資金で申込むことができません。複数のIPO投資に申込む際は、多くの資金を用意する必要があります

IPO投資とは、企業がはじめて株式を公開して取引が可能になる際に、その株式を購入する投資のことです。IPO投資ではブックビルディング期間に申込み、当選したら購入が可能になります。IPOは12月に多く実施される傾向があり、ブックビルディング期間が重なる複数の企業に申込むこともあるでしょう。

SBI証券など一部の証券会社では、同じ資金でブックビルディング期間が重なる複数のIPOに申込みが可能です。しかし、SMBC日興証券では、IPOごとにそれぞれ資金を用意する必要があります。例えば、購入資金が100万円の銘柄Aと50万円の銘柄Bに申込む場合、SBI証券だと必要な資金は100万円ですが、SMBC日興証券では150万円が必要です。

IPO投資をしたいものの少ない資金で複数のIPOに申込みたい人は、同じ資金で申込みが可能な証券会社を選ぶとよいでしょう。なお、SMBC日興証券はIPOの主幹事になることが多く当選しやすいメリットがあるので、SMBC日興証券の口座を持っておくのも手です。

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日興FXはスマホアプリ非対応

ダイレクトコース限定で利用できる外国為替証拠金取引(日興FX)には、スマホ用のFX取引アプリがありません。FX取引では取引ツールの操作性が成績に影響することもあるため、スマホでスピーディに売買できるFX取引アプリがない点はデメリットです。

ほとんどのFX会社では、スマホで快適に売買できるようにFX取引アプリを提供しています。一方、日興FXにはスマホ用の取引サイトがあるものの、スマホアプリはありません

FX取引をしないのであれば、FX取引アプリがない点を気にする必要はないでしょう。一方、スマホでFX取引をしたい人は、スマホアプリに対応しているFX会社を検討してみてください。

SMBC日興証券のよい評判もチェック

SMBC日興証券には、「少額から投資できる日興フロッギーが使える」「IPO投資に当選しやすい」「信用取引の手数料が安い」などのよい評判もあります。SMBC日興証券の利用を検討しているならよい評判もチェックしておきましょう。

NISA対応銘柄数は十分。ランキング機能で検索も簡単

SMBC日興証券はNISA対応の投資信託の取扱数が豊富です。十分なラインアップが用意されているため、投資したい銘柄を見つけやすいでしょう。

SMBC日興証券が取扱う投資信託のうち、つみたて投資枠の対象銘柄数は150本、成長投資枠の対象銘柄数は539本です(※2024年10月10日時点)。対応銘柄数は大手ネット証券のSBI証券や楽天証券に及びませんが、大手対面証券のなかでトップクラスを誇ります。

投信つみたてプランで買い付けされたファンドの金額・件数ランキング(外部サイト)が公開されているのも特徴です。人気の銘柄を簡単にチェックできるので、投資初心者でも銘柄を選びやすいでしょう。

初心者が始めやすい日興フロッギーのサービスが使える

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SMBC日興証券のメリットには、少額投資ができて初心者も始めやすい「日興フロッギー」が使える点もあります。

「日興フロッギー」とは、SMBC日興証券が運営するサービスのこと。SMBC日興証券の口座がある人なら誰でも利用でき、記事を参考にしながら株式を買えるのが特徴です。記事の閲覧は無料で、記事を見て気になる会社があれば、そのまま株式を購入できます。

「日興フロッギー」では少額から投資ができる点もメリットです。SMBC日興証券の口座を持っていれば、100円から株式を購入できる「キンカブ」を利用できます。約3,900銘柄(※2023年12月時点)の個別銘柄、ETF、REITが対象で、100万円以下の買い注文では手数料もかかりません。

dポイントを使って株式を100円から買える点も「日興フロッギー」のメリットでしょう。手元の資金を使わずにポイントで購入できるので、より手軽に投資を始めたい投資初心者の人に向いています。普段からdポイントをためている人にもおすすめです。

投信取引サポートツール「fund eye」が便利

SMBC日興証券のメリットとして、投資信託の取引をサポートする「fund eye」を利用できる点も挙げられます。

fund eyeでは、投資信託の商品選びをサポートする機能を利用可能です。6つの質問に回答し、商品選びで重視するポイントや投資対象を選択すると、条件に合ったおすすめの投資信託を3つ紹介してもらえます。投資初心者の人も、自分に合う投資信託を選ぶ際に役立つでしょう。

保有資産の比率を当初の状態に戻す、リバランスをサポートする機能も便利です。6つの質問に答えて現在保有の投資信託を登録し、リバランスの条件を設定すると、適切なリバランスが提案されます。リバランスの確認後、そのまま購入・売却の手続きができるのもメリットです。

fund eyeは料金がかからず、誰でも利用できます。また、ダイレクトコースの会員なら付加機能がある「fund eye Plus」も利用可能です。「fund eye Plus」では、口座の保有残高データと連携する残高連携機能、銘柄の入れ替えなどを知らせてくれる通知機能も用意されています。

100円から株式投資が可能

SMBC日興証券では、100円から株式投資ができる「キンカブ」を提供しています。少額から投資ができるため、リスクをあまり取りたくない投資初心者の人でも株式投資を始めやすいでしょう。

「キンカブ」では、東京証券取引所に上場している株式、ETF、REITのうち、SMBC日興証券が選定した3,900銘柄(※2023年12月時点)の取引が可能です。単元株数に達した株式は、「キンカブ」口座から保護預り口座に振り替えることで、株主優待の権利も得られます。

「キンカブ」の取引では委託手数料がかかりませんが、0.5〜1.0%のスプレッドは必要です。スプレッドとは、買うとき・売るときの価格差のこと。買付時はスプレッド分だけ高く購入し、売却時はスプレッド分だけ安く売ることでコストを負担する仕組みです。なお、100万円以下の買付けであればスプレッドはかかりません。

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「AI株価見守りサービス」で売買チャンスを逃しにくい

SMBC日興証券の「AI株価見守りサービス」を利用すれば、投資戦略に基づく保有銘柄の投資タイミングを通知してもらえます

「AI株価見守りサービス」は、SMBC日興証券の投資戦略とAIによる株価トレンドの予測を組み合わせ、株式投資をサポートするツールです。売却のタイミングをメールで教えてくれるので、頻繁に株価をチェックする手間を削減できるでしょう。

ダイレクトコース加入者であれば、「AI株価見守りサービス」を無料で利用できます。購入を検討している銘柄の買いシグナルも表示できるため、購入タイミングを決める際にも便利です。

IPO投資に当選しやすい

IPOの主幹事になることが多いSMBC日興証券は、IPO投資に当選しやすい点がメリットです。

主幹事とは、IPOのスケジュール管理や資金調達などで中心的な役割を担う証券会社のことです。主幹事には多くの売出し株が割り当てられるのが一般的であるため、主幹事の実績が多いSMBC日興証券では、IPO投資の当選確率が高くなることが期待されます。

IPO投資では抽選に当選しないと株式を購入できないため、当選の確率を上げることが重要です。IPO投資で当選確率をできるだけ上げたい人は、SMBC日興証券の口座を開設しておくとよいでしょう。

信用取引の手数料が無料

信用取引の手数料が無料である点もSMBC日興証券のメリットです。

店舗がある対面型の証券会社では、信用取引に1注文あたり500円程度の手数料がかかります。例えば、野村證券のオンライン専用支店で取引する場合、手数料は1注文あたり524円です。大和証券のダイワ・ダイレクトで取引すると、1注文あたり314〜524円の手数料がかかります。

一方、SMBC日興証券のダイレクトコースでは、約定代金や期間によらず信用取引の手数料が無料です。なお、SBI証券や楽天証券など一部のネット証券でも、特定の手数料コースを選択すると信用取引の手数料がかかりません。対面型の証券会社でありながらも、信用取引の手数料が無料である点は、SMBC日興証券の強みといえるでしょう。

なお、SMBC日興証券では信用取引の手数料が無料ですが、金利や貸株料などの費用がかかる点には注意してください。

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対面で口座開設や投資相談ができる

SMBC日興証券では、対面で口座開設や投資相談が可能です。パソコンやスマホでの手続きが苦手な人でも、店舗で相談しながら口座開設の手続きを進められます。また、投資がはじめての場合、対面で相談できるサービスのほうが心強いと感じる人も少なくないでしょう。

SMBC日興証券には総合コースとダイレクトコースの2種類がありますが、どちらでも投資相談が可能です。総合コースでは専任の担当者がつき、投資情報の提供や資産運用の相談に対応しています。オンライン取引専用のダイレクトコースには担当者がつきませんが、店舗での資産運用の相談は可能です。

SMBC日興証券は全国に店舗があるので、対面で相談したい人は公式サイト(外部サイト)で近くの店舗を探してみてください。

SMBC日興証券についてよくある質問

SMBC日興証券での口座開設を検討している人のなかには、倒産したら資産はどうなるのか、どんな人におすすめなのかといった不明点がある人もいるでしょう。ここからは、SMBC日興証券に関するよくある質問を解説します。

SMBC日興証券が万が一倒産したら資産はどうなる?

SMBC日興証券が行政処分などを受けて倒産するのではと不安になる人がいるかもしれませんが、SMBC日興証券が万が一倒産しても利用者の資産は保証されます。

SMBC日興証券に限らず証券会社では、利用者から預かっている資産と会社固有の資産を分別する分別管理をしています。資産を分けているため、証券会社が倒産しても利用者の資産は影響を受けません。

なお、万が一、証券会社が分別管理を怠っていた場合でも、日本投資者保護基金から1,000万円まで保証されます。証券会社が預かっている資産は、分別管理と日本投資者保護基金の2つの仕組みで保護されている点を覚えておきましょう。

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SMBC日興証券はどんな人におすすめ?

SMBC日興証券は、IPO投資に取り組みたい人におすすめです。IPOで主幹事になることが多いため、IPO投資の当選確率が高くなることが期待されます。ほかの証券口座を持っている人でも、SMBC日興証券の口座を持つことで、IPO投資をする際に役立つでしょう。

少額投資もできる「日興フロッギー」を使えるSMBC日興証券は、投資初心者にも向いています。「日興フロッギー」では100円から株式を購入できるため、手持ちの資金が少ない人でも始めやすいでしょう。dポイントを使って投資ができる点もメリットです。

信用取引をしたい人にもSMBC日興証券は適しているでしょう。パソコンやスマホを使って自分で取引するダイレクトコースでは、信用取引の手数料が約定金額によらず無料なので、信用取引のコストを下げられます。

対面型の証券会社でNISA口座の開設を検討している人にも、SMBC日興証券がおすすめです。対面証券のなかでNISA対応の投資信託が豊富なので、条件に合う銘柄を見つけやすいでしょう。

以下のページではSMBC日興証券について、特徴やクチコミなどを詳しく解説しています。SMBC日興証券で口座開設を検討している人は、ぜひチェックしてみてください。

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SMBC日興証券はIPO投資をする人や、信用取引の手数料を抑えたい人におすすめです。ただし、さまざまな証券会社があるため、それぞれを比較し自分に合ったサービスを探すとよいでしょう。

以下のページでは、さまざまな証券会社をランキング形式で紹介しています。口座の開設先で悩んだときは、ぜひ参考にしてみてください。

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