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写真のお仕事する人の、自己紹介。
こういうのって、最初の書き始めをどうするかでしばらく悩むのです。
地球をアイスピックでつついたら、良い感じにかち割れるんじゃないかというくらい冷え切った朝だった、みたいな素敵な一文が生まれれば最高なんですが、どうにもこうにも。
幼少の頃より物語が好きで、イソップ物語やグリム童話の絵本を何度も何度も読んでいたのを覚えています。小学校の頃は漫画に夢中になり、自分でもよくわからない漫画を描いてたりして、学校の先生からもイラストを依頼されるなんてこともありました。
中学になるとアニメにはまり、風の谷のナウシカなんてもう50回以上は見たんじゃないでしょうか!高校になると今度は音楽に夢中になって、コピーバンドやったりオリジナル曲作ってみたりMV撮ってみたり、そうそう短編映画もちょっと撮ったりしました!
で、今度は受験になるわけですよ!当然ですけど、経済学部とか法学部なんてところに行ったところで何をすればいいのかまったくわかんない!!
サラリーマンになったところで何の仕事をするのかもまったくわかんない!
で、大阪芸大を受験するんですね!友達と一緒に。
芸大には映像学科なんてものがありまして、これはびっくりしました!
え?!映画を撮ることを勉強できる場所なんてあるの?!
学校なんてよくわかんない公式だったり、よくわかんない文法なんてものをよくわかんないまま覚えるところだと思ってましたから、まさかそんな!
これはもうこの道に進むしかない!と意気揚々と受験するわけですよ!
落ちましたね…。
友達は受かったんです。友達だけ受かったんです。
映画やアニメは大好きだったんですが、作る才能はなかったようです。
落ち込みましたが、でもある時ふと思いたったんです。
あいつが4年大学で勉強している間、先に現場に入ってしまえばあいつが社会に出てくる頃には、4年も先輩じゃん!!
ということでアルバイトをすることになりまして、その時目についた求人が「CMアシスタント募集」
てっきりテレビのCMを作る制作会社だと思うじゃないですか!
写真の!広告を!撮る!
そっちかい!CMって写真の広告かい!!
つまり写真カメラマンのアシスタントを派遣する会社だったわけです。
まあ写真も映画も似たようなもんか!と、アホですから単純にそのまま仕事を始めたらいつの間にか数十年経ってしまって、そのまま写真の仕事をしているということでございます。
結局のところやってみたら案外楽しかったんですね。モノづくりと言いますか、大変ながらもクリエイティブな現場でワイワイやってるのが楽しくて、それこそ何だか映画を作ってる現場に雰囲気が似ているのもあって、みんなでひとつのものを作り上げる世界に魅了されてしまったのです。
そんな「創作する」という仕事に夢中になってしまった人、写真という仕事をしている人の自己紹介でございました。
えっと、noteってこんな感じでよいのかしら??