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ポンコツ韓国旅行③

dualingoという言語学習スマホアプリがある。無料だし、通勤電車で無音でもできるので気負いなく継続できる。私は英語でやっているが、同行者は韓国語をやっていた。時々耳に入ってくる「コヤギ!」という声。山羊座A型としては反応するしかないのだが、韓国語で猫の意味だった。挨拶以外で覚えた、たったひとつの韓国語。

4日目
同行人が初日に買ったTシャツのおかわりを日本から頼まれたので、ホテルをチェックアウトした後、ふたたび梨泰院の隣の駅へ行く。スーツケースで歩いてみるとやはり道の凹凸が多く歩きにくい。最寄り駅に行く前に、ホテル近くにある、雑誌で話題になっていたソウルトーストとやらを食べに行ってみる。後から来た人を見ているとタッチパネルで買うといろいろ選べたようなのだが、店内で指さし注文したのでスタンダードメニューになった(と思われる)

イマイチ写真が美味しくなさそうだが、事実それほどでもなかった。

お腹を壊した同行者を連れて地下鉄に乗り、汗だくで坂をくだってTシャツを買いに店の前まで行ってみたが、開店までまだ一時間もある。行く道すがら「洋服屋さんはまだやっていないと思うよ~」と言ってはみたが、お腹の痛い同行人は聞いちゃいない。とりあえずと来てみたら、案の定店内に店員さんはいるが、目をあわせてもくれない。丁度外から入ろうとする店員さんがいたので捕まえ、スマホで写真画像をみせて聞いてみるともう売り切れだと首を横に振るばかり。売ってないなら仕方がないなと、ちょっと早いが空港に向かう。金浦空港は狭いから混むと言う前評判だったので早々に空港に向かう。空港駅につき、人の流れにのってカウンターに行き、アシアナ航空の列に並ぶ。有人カウンターでHISの紙をみせると、スタッフ三人くらいで何やら議論が始まってしまった。何か問題が起こったのかと困惑していると「ここは国内線です、国際線はビルが違います」とのこと。どこで間違えたのか全然わからない・・・
国際線までのシャトルバスがあるとカウンターの方が教えてくれたので、屋外に出てバスを待つ。やっと来たバスに乗ろうとすると、かなりの勢いで運転手にシッシッと追い払われる。しょんぼりとバスをやり過ごして途方にくれていると、「日本の方ですか?」と話しかけてきた女の子がいた。彼女の荷物に中からミャーと泣く声が!
OH!!!コヤギ!!

彼女は韓国語を話すのを耳にしていたので、これは日本語堪能な韓国人だなと思い、ゆっくりとした日本語で話す私。小さな声で彼女が言う「あのう、わたし、日本人です・・・・」

彼女ともどもバスに乗り国際線についてみたが、そういえば特にすることはない。フードコートのような飲食店には入らず、コンビニ前のソファーに座り、ひたすらスマホでdualingoをやりながら、カウンターが開く時間まで缶ビールを飲む。カウンターが開いたらすぐに列にならび、チケットを発券してもらい、そのまま出国手続きへ。場所は変わるがまた待機時間だが、今度は免税店でお土産を買ったりトッポギを食べたりできる。残ったwowpassとt-moneyは、ここでキレイに使い切って日本へ。現地で屋台のために両替した現金は、日本に着いたらPOCKET CHEANGEでPASMOにチャージ。清々しい気持ちで帰宅。




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