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狩猟免許を取る先に
狩猟をするには免許が必要です。
罠、銃、網の3つの カテゴリーがあります。
私が取ったのはワナ猟と銃。
9月の半ばに筆記と実技の試験がありました。
コロナ禍なので通常の受験数を半分に絞っているということで、申し込み解禁のタイミングで書類提出しました。
7月末に申し込みにいき、勉強する冊子を渡されます。
未経験の私にはとても高いハードル。
事前講習もあり、ちょっとお金かかりますが、これを受けるとほぼ間違いなく通ります。
各自治体の猟友会さんが窓口になっているようです。
ちなみに、大阪府はこちら
[http://www.ryoyu-kai.or.jp/license/](http://www.ryoyu-kai.or.jp/license/)
猟銃なんか触ったことないのに、いきなり実技試験は無理だろうと思っていたのですが、やはり何度やっても覚えられず。
筆記試験で狩猟鳥獣の判別は、どれも同じように見えるのですが、これも何度も繰り返して覚える中で、判別できるようになりました。
(実務ではどこまで役立つかわかりませんが)
頭の中で何度も何度もシミュレーションをして、何とか無事合格でした。
そして、猟友会に加入して、11月から猟師として狩猟が出来るようになります。
**免許をとっても狩猟が出来る訳ではない**
さぁ、いよいよ罠をかけよう!と思っても、
罠は何を選べばいいのか、どこにかければいいのか?
そんなのは免許では学ぶことは出来ません。
(銃の保持は警察管轄で面倒なので辞めました。)
幸いにして、私は毎年数十頭の猪、鹿だけでなく、小動物を捕獲する連れがいてたので、スムーズに罠の設置まで終わらすことが出来ました。
でも、ほとんどの人はそこまでたどり着けません。
狩猟免許の罠がここです。
幸いにして、超初心者の私が狩猟期が始まる日に罠をかけ、2頭も鹿を捕る結果になりました。
止め刺しをして、解体し枝肉まで作っていくのをその日の内に行いました。
このノウハウをきっちりシェアし、森と狩猟の学校が必要だね、という話を現在している所です。
狩猟のゴールは何でしょう?
獲物を捕ることですよね?
でも、その捕り方は各自で学べ、というのが今の現状です。
私たちはそこから、森と人との関わりを理解し、狩猟をしながら山を守るという考え方をシェアし、それに共感してくれる人を育てていこうとしています。
それが「共生の杜」プロジェクト