#003 その前に越えないといけないもの
「よし」です。
遅くなりましたが4/1(土) にオンラインショップ「Contrail☆ひこうき雲」無事オープンいたしました。
「Contrail☆ひこうき雲」は「アンティーク着物をリメイクしたファッション雑貨」を提供するオンラインショップです。
https://contrail.kawaiishop.jp
SEO やらSNS 連携やらまだまだ作業中のところも多く、実際のビジネスとして軌道に乗るにはもう少し時間がかかると思いますが、まずは公開にこぎつけました。
さて、前回までの記事で個人事業としての方向性は決まりましたが、もうひとつきちんと確認しておかないといけない大事なことがあります。
それは「妻はどう思うか?」ということ。当たり前ですね。妻が趣味でやっていることをダンナが勝手にビジネスにするわけにはいかないし、そもそも妻の協力を必要とする以上、妻に同意をいただかないと話は進みません。
「私が趣味でやってるのに個人事業となってスケジュールや収益に縛られたら趣味じゃなくなっちゃう」なんて言われたらこの話はここでおしまいかもしれません。なので実は割と前からこのアイデアはあったのですが、どう伝えようかと考えながらなかなか妻に切り出せず月日が過ぎていたのでした。
ともあれ話をしないと進まないので、今年(2023 年) の年明け早々に
「あのさあ…つかぬことを訊くんだけど、今趣味でやってるお裁縫って今どのくらいの売上あるの?」
できるだけ平静な感じで切り出してみました。「え?関係ないじゃない。私のお小遣いでしょ」ってなったら終了かな、と思いつつ(笑) 。
で、その返答は事前に思っていたのと少し違っていました。
「売上はxx くらいなんだけど材料の仕入れが年間yy くらいあって、赤字じゃないし納税しないといけないほど黒字でもないはずだけど、収支は正直分かんないんだよね」
おお、ちゃんと収益とか納税とか考えてるんだ、と思って個人事業の話を率直に切り出し話をしていくと、妻も以前からいろいろ考えるところはあったようで、フリマアプリなどで売上を上げて、ある程度の所得を超えたら確定申告したり、所得税を納めたりしないといけないことや、手広くやるには開業届を出したほうがいいらしいことは知ってるけどそうすべきなのか分からないまま今に至っているのだと話してくれました。何だ、話は早いじゃん。
ということで、私の「じゃあ俺が事業としての運営と会計、あと諸般の事務をやるから、君は商材を制作するってことで事業化しようよ」という言葉に思った以上にすんなり乗ってきてくれました。
もちろん彼女が趣味で、好きでやっていることであることを第一義として、売上を追うのではなく、これまでどおりやれるペースで作って売っていく、事業である以上材料の仕入や経費はしっかり計上し、収支を明確にして継続していこう、ということを話しました。
ちなみにフリマアプリである程度の所得を得れば、当然そこには納税の義務が生じます。自分の持ち物を売って収入を得るのは一時的な収入なので原則非課税ですが、一点につき30万円を超えるような美術品とか貴金属の場合は確定申告が必要になります(譲渡所得)。そうした家庭の不用品でないもの、例えばハンドメイドの制作物や継続的な「せどり」などは「雑所得」に分類され、年間20 万円以上の所得(売上-仕入) がある場合は納税の義務が生じます。このあたりはいろんなサイトで解説されているので「フリマアプリ 20万円」とかで検索してみてください。
今回は以上です。ようやく個人事業っぽい話に近づいてきました(笑)。