ピトー管
呼吸流量計測で、「差圧式流量計」の原理の説明で、ベンチュリー管などと合わせてピトー管についても学校の授業で扱った。
ピトー管は、これ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ピトー管
定期試験だったか、授業中のミニテストだったか忘れたけれど、学生の迷答案に、こんなのがあった。
「図のような、流れに垂直な開口部(正面)と、水平な開口部(側面)の圧力差を用いて、流速を測定する管を、何というか。」
答:ボタロー氏管
いやぁ、臨床工学だなぁ、、、。たぶん、あれもこれも覚えなきゃならなくて、アップアップしながら、必死で暗記しようとしたんだね。許す!
ちなみに、ボタロー氏管は、これ
https://ja.wikipedia.org/wiki/動脈管
未だにピトー管って使われているらしいんだけれども、資料を作る際にあれこれググっていたら、このページを見つけた。
https://pressair.exblog.jp/7205705/
(「ピトー管 佐賀空港」でググると、一発で出てくる。)
何となく、思うんだが、今時、ピトー管よりも表面弾性波素子だったか、光ファイバジャイロだったか、何かの別の加速度センサを二重積分した方が、対地速度とか位置だとか、正確じゃないのかなぁ。あまり詳しくないけど。
確かに、案外原理が単純なほど精度が高いとかいうのは、センサーではよくある話だけれども、虫が入っただけで数字が狂うとか、そもそも「虫が入る」自体でセンサーとしてはあまり良くないような気もする。
でも、知らなかったなぁ。飛行機って、哺乳動物だったんだね。
以前テレビの番組で、鯨だったか、イルカだったかの出産シーンを見た覚えがあるんだけれども、何となく、飛行機の後方のハッチが開いて、飛びながら子供の飛行機を出産するシーンを思い浮かべてしまって、講師室で笑いを必死でこらえながら採点した覚えがある。
私の教えている学生さん、何かあるとこうやって「ネタ」にして引き出しにストックされちゃうから、何か申し訳ない。誰の答案だったか、採点した時点で覚えていないし、覚えていたとしても「誰」とかは絶対に書かないけど。
結構楽しんで学校の授業をやってます。
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