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人はみんな、”矛盾”している生き物です。

2021/8/7 芸能記録no.50
「大和ハウスCM ーかぞくの群像#1ー」

昨日、このCMを初めて見ました。
大和ハウスのCMって、
リリーフランキーさんと深津絵里さんのイメージが強かったのですが、
今回のCMは、リリーさんでもなく、深津さんでもなく、親子の物語でした。

でも、頭に思い浮かぶ普通の親子というよりも、
ちょっと特殊な親子が、このCMの主人公です。

今日は、こちらのCMについてまとめていきたいと思います。


CMのこと。

大和ハウスのHPに、詳しいことが書かれていたので、そちらを引用します。

内容
ある大学の哲学科の授業中。
そこに、大学にはいないはずの小学生がいる。
授業をしている教授は、小学生の父親。
父の様子を見に来た息子は精一杯背伸びをして、
その場になじもうとしている。
家では見たことのない父の姿を見て、息子の気持ちがすこし成⾧する。
それをうれしく思う父。そんな、とある家族の一日です。
撮影エピソード
立教大学、港区立郷土歴史館、神奈川県立図書館など、
多くの方々にご協力いただき、
大学キャンパスの様子を雰囲気豊かに撮影することができました。
現場では、豊富な経験とリーダーシップで
全員を引っ張ってくださった父役の村上淳さん。
そして、マイペースにスタッフと遊び回る息子役の潤浩くんとで、
活気ある楽しい撮影現場でした。


文面紹介

父 :「あらかじめ決まった人間の本質はありません」
    眠くないですか?たくみさん。
息子:僕は眠くないですが、何人か寝ている方もいますよ。
父 :いつものことです。
息子:ともみさんに失礼ではないでしょうか?
父 :若いうちは勉強だけじゃないですから。
息子:僕も、昨日はよく眠れませんでした。「ともみさん!」
父 :どうして眠れなかったのですか?
   もしかして、好きな子でもできましたか?
息子:おじさんみたいなこと、聞きますね。
父 :十分、おじさんです。
息子:母は、どんな人だったんですか?
父 :厳しくて、優しい人でした。
息子:矛盾してますね。
父 :人はみんな矛盾しているものです。
息子:ともみさんも、矛盾していますか?
父 :矛盾だらけです。
息子:そんな人が先生でもいいんですか?
父 :そのほうが、みんなホッとするんじゃないでしょうか?
息子:じゃ、僕も先生になれるかもしれないですね。
父 :ほら、小さな希望が生まれましたよ。
   あと、負けず嫌いな人でした。
息子:僕には、似てませんね。…また行ってもいいですか?
父 :退屈だったでしょう?
息子:少し難しかったです。
父 :少し、ですか?
息子:少しです。
父 :似てきましたよ。

今を生きる。


矛盾しているから、いい。

厳しくて、優しい人。
このCMでは、例として此方が表現されていますが、
世の中には、沢山の矛盾が存在しています。

私個人をとっても、この父のように矛盾だらけです。
丁寧なところもあるし、ガサツなところもある。
早起き好きだけど、夜更かしも好き。
人前が苦手と言いつつ、人前に立つ仕事をしています。笑

自分でも何が何だか、分かりません。
説明することが難しいけど、それが私を作っているんですよね。
それ全部を含めて、「私」になっていることは紛れもない事実であって。

皆さんの中にも「あ、これ矛盾しているな」って思うこと、
きっと、いくつかあると思います。
でも、それを含めて、あなたが出来上がっている。

綺麗さっぱりした人も、
きっとどこかにいるんじゃないかな、って思いますが、
大半の人は、心に矛盾を抱えているんじゃないかな。
でも、それこそが「人間らしい」というか、
「生きる」ということに繋がっているんじゃないか、と、
このCMを見て、改めて思いました。

矛盾しているから、ホッとできる。
矛盾しているから、心を許せる。
矛盾しているから、色んな気持ちを考えられる。
多分、そういうことなんじゃないか、と思います。


久しぶりに、刺さるCMを見ました。

父の新たな一面を見て、少し見栄を張った息子と、
そんな息子の姿を嬉しく思う、父親。

2人がお家の扉を開いて、そして、これからまた生活が始まる。

家って、かぞくの形とか、親子の関係性とか、
年月を重ねていく上でのお互いの感情の変化とか、
そういう何気ない小さなものが、1つ1つ見えている場所なんだなって、
これから先、この親子はどんな親子になるんだろうって、
そんな妄想を膨らませながら、CMを見ていました。

人は矛盾している。
今更?と言われれば、その通りですが、
当たり前のことを、このCMの親子編にすることで、
また捉え方が変わってくるというのは、素敵だなって思います。


おりょう☺︎

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