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自分に命と引き換えに、愛する人を守ること。

2021/9/12 映画記録no.39「フォルトゥナの瞳」

今日は、隙間時間にずっと気になっていた映画を見ました。

Amazonprimeを契約しているので、色んな映画が見れるのですが、
改めて、映画っていいなって思いました。
最近、アマプラのCMをよく見ます。
「その特別な時間が、きっといちばんの特典です」
「自分だけの時間を、取り戻そう」
「好きな時間へ、ひとっ飛び」
この言葉が、今日は一段とグッときました。

最近、忙しい日々を送っています。
と言いつつ、なんかいつもこういうバタバタした日を
繰り返してるな〜とも思います。笑

でも、今日知り合いの方とお話ししていて、気づいたことがあるんです。

人って、自分がすでに持っているものに対しては、
その物が持つ「重要性」を忘れちゃうんだそうです。

忙しいからこそ、バタバタとしているからこそ、
その中で自分が持っている時間を、
いかに有効に使うかを考えられるんだって。
そういう環境にいるから、時間が足りない!って感じて、
その「少しの時間」を大切に使う方法を考えられると言っていました。

もし、逆に時間が有り余ってる状態だとしたら、
「時間」はすでに持っているものだから、何をするにも動けなくなるって。

この話を聞いて、「あ!私はこれでいいんだ!」って思いました。
私の根っこは「干物女」です。笑
だから暇な時間ができると、ついついダラダラしちゃう。
予定を詰め詰めに入れて、毎日バタバタとしている方が、
私にとっては正解だったのか、って気づきました。

今日も朝から予定がありましたが、
その隙間時間で映画を見て、息抜きにもなりましたし、
これからまた頑張ろうって思えました。

「その特別な時間が、きっといちばんの特典です」
「自分だけの時間を、取り戻そう」
「好きな時間へ、ひとっ飛び」

アマプラ、本当にその通りです。いつもありがとう。笑

ってことで、今日は「フォルトゥナの瞳」について書いていきます!!


作品について。

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2019年2月15日公開された作品です。

あらすじ

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幼少期に飛行機事故で家族を失った木山慎一郎(神木隆之介)は、
友人も恋人も作らず仕事のみに生きてきた。
しかしある日、死を目前にした人間が透けて見える能力
“フォルトゥナの瞳”を持っていることに気づき、生活が一変。
自分の力に苦悩する日々の中、偶然入った携帯ショップで
桐生葵(有村架純)に出会う。
明るく、自分に夢や自信を与えてくれる彼女に心惹かれていき、
孤独だった慎一郎の人生に初めて彩りが生まれる。
互いに惹かれ合った二人は幸せな日々を過ごしていくが、それもつかの間、突然街ゆく人々が次々と透け始めてしまう。
そして、ついには葵までもが…。
愛する人の“死の運命”が見えた時、慎一郎はどのような選択をするのか――

詳細

原作:百田尚樹「フォルトゥナの瞳」(新潮文庫刊)
監督:三木孝浩
脚本:坂口理子 三木孝浩
出演:神木隆之介 有村架純
   志尊 淳 DAIGO 松井愛莉 / 北村有起哉 斉藤由貴 時任三郎


インタビュー

インターネットで色々調べてみると、
主演2人のインタビュー記事を見つけました。

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――もし、ご自身がフォルトゥナの瞳を持っていたら?

神木「苦しむとは思いますが、
   いつかは仕方がないと思わなくてはいけないなと。
   受け入れるのには時間がかかりそうですが」

有村「私も受け入れるように考えます。
   その能力を生かすのかどうかは悩むと思いますけど」

もし私もこの能力を持っていたら、苦しむと思います。
だって、もうすぐ死を迎える人が分かるなんて、
その人がたとえ知らない人でも、そんなの見たくないです。
自分の大切な人なら尚更。
でも、その力を持っていたとして、大切な人を守れるなら…
慎一郎の気持ちも、分かる気がします。

――運命はあると思いますか?

神木「僕はあると思います。
   運命はだいたい決まっていて、それを肉付けするように、
   回りをグルグル回っていくというイメージ。
   いろいろと選択していくけれど、その選択も決まった方向に
   流れていくのかなと思うようにしています」

有村「あると思います。そういう選択をしたから今があるし、
   間違っていたとしても、それが正解になるようになっていると思う。
   意味がないことはないと思う」

この運命に対して作品の中で、
斉藤由貴さんが言っていたセリフが心に残っています。

運命なんて信じない。
人って、朝起きてから夜寝るまで、9000回何かを選択してるんだって。
毎日そんな面倒くさいことをして、自分の人生を選んで生きているのに、
それ全部「運命です!」なんて言われたくないわね!

運命は決まっているなんて、よく言いますよね。
1日9000回も選択しているのに、
最初から決まっています、なんて言われたら、
なんかもう、どうしていいか分からなくなる。笑

それでも、運命はあると思います。あると信じたい。
自分の心が感じた方向に、自分が歩いたその先に、
輝かしい運命があると、私は思っています。

監督からも…

ファンタジーって日常生活を送る中では考え付かない、
自分への問いかけができると思っていて。
非日常的な物語だからこそ、自分が同じ状況に陥ったら
どうするんだろうって考えるきっかけにできるのが好きなんです。
本作もありえない設定ではあるんですけど、
ある種のメタファーでもあって、愛する人や家族が危機に陥った時、
自分の選択ひとつで運命が変わってしまう状況って
ゼロではないと思う
んですよね。
そういう時に自分はどうなってもいいから誰かを助けたいと思うのか、
どんな選択をするのかは、
こういう物語に出合ったからこそ考えられると思うんです。

フォルトゥナの瞳みたいに、特殊な能力は持ち合わせていないけど、
もし○○だったら、って考えたとき自分はどうするのか、
そういう想像?妄想?を広げられるから、
そう考えられるのは、確かにファンタジーの魅力ですよね。


映画を見終わって。

とても感動する作品でした。
慎一郎が必死に葵の命を守ろうとする姿、見知らぬ人を救う姿、
自分の命と引き換えに、電車事故を防ごうとした姿。
クライマックスは、どうなるのか本当にハラハラしました。

でも、1番最後の葵のカミングアウトには驚きましたね。
まさか!って思いました。

電車の中で、葵が列車内を走っている意味が最後に分かった時は、
尚更感動して、涙が出ました。
そういうことだったのか、って。
だから、葵はその日、電車に乗ったのか、って。

人生は、選択の連続であること。
運命は滅多に変わらないかもしれないけど、
出会いや繋がりで、より良い方にもなるということ。

そんな当たり前のことを、改めて気付かされた気がします。

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本当に、とても素敵な作品でした。


おりょう☺︎

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