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就活中のバンドマンに贈る!「一生音楽を続ける方法」

 音楽大好き!大学3年まで、バンドでバリバリ活躍してきました!でも、そろそろ就活・・・長く伸ばした金髪を黒く刈り上げて、鋲ジャンをビジネススーツに着替えて、企業を回らなければいけません。音楽生活もこれで終わりか・・・なんて思っていませんか?でも、そんなことないんです。就職してもずっと音楽を続けたいあなたに、実際の管理職バンドマン(35歳)が秘訣をお教えします!

 ◇社会人経験のあるプロミュージシャン


  今や、社会人経験のあるプロは珍しくありません。 


スガシカオさん(電通系広告会社)

川上洋平さん(Alexandros)
広告代理店の営業。

後藤正文さん(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
みんな、就職しながら音楽活動を続け、プロになっているんですね!
「プロになりたい」「こだわりはない」どちらを選ぶにしても、参考になるのではないでしょうか!

 ◆音楽を続けやすい就職先とは?


  私が思う、「バンドを続けやすい就職先」とは、
  ・土日休み
  ・転勤がない
  ・収入が少なすぎない
  この3つを満たすこと。
  音楽は複数人で行うもの。仲間と休みが合わない就職先を選んだら、その時点でアウトです。
  例)ショップ店員、居酒屋店長、携帯販売スタッフetc…
  また、転勤ばかりの職場も厳しいものがあります。土日はいつも地方から東京に出てきてバンド練習。疲れを残したまま月曜に…では、仕事も財布も音楽も、どちらもはかどりません。
  例) 大手商社の営業、大手メーカーの営業
  一歩間違って、アルバイトよりも収入が低い就職先に勤めてしまう事もあります。楽器代やスタジオ代…バンドマンは意外に支出が多いもの。高収入の職場はそう簡単に見つかりませんが、ある一定の収入が得られる職場に勤めることは必須と言えるでしょう。

 ◆就職前にやるべきこと

 ◇仲間の意思確認をしておく
  自分だけバンドを続けるつもりでいたら、同じバンドの仲間はみんな、就職を機にきっぱり音楽を止めるつもりでいた・・・!せっかくバンドが続けられる就職先を選んだのに、これでは何の意味もありませんね。また、仲間の就職先や、プロ志向かそうでないか、など、温度感も確かめておきましょう。
 ◇ライブハウスとつながりを深めておく
  一昔前は、「土日はバンドのイベントでいっぱい」というライブハウスばかりでしたが、今は土日も出演させてくれるライブハウスもたくさん。就職した後は、マメに通うのも煩わしくなってきます。今のうちに、2~3個、つながりを作っておきましょう。チケットノルマも、高すぎると負担になりますから、融通の利く関係性を築けていたらいいですよね。

 ◆「就職しない」ってアリ・・・?

 ◇社会人のメリット

  安定収入がある
  世間に適応できる

 ◇社会人のデメリット

  時間が制限される
  社会の荒波に染まる

 ◇フリーターのメリット

  時間の自由が利く
  社会に染まらないで済む

 ◇フリーターのデメリット

  安定収入がない
  世間離れする

 就職せずに、フリーターとしてプロを目指す!これは、私の経験上ですが、「ナシ」です。まず、バンドにはお金が必要。楽器代、スタジオ代、チケットノルマ…経済的に行き詰ってしまっては、せっかくスケジュールの自由がきいても、活動ができなくなってしまいます。社会人の「デメリット」=時間の制限と、社会の荒波に関しては、自分の工夫と努力で何とでもなる問題。でも、「お金」だけはどうにもなりません。音楽を続けられなくなってから「俺、ただのフリーターじゃん!」と焦っても、あとの祭り。しっかり、生活と音楽を両立させていきましょう!

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