見出し画像

【事業再構築補助金】事業再構築の具体的内容

こんにちは。東京のコンサルタントです。

このシリーズではご自身で事業再構築補助金の事業計画書を書かれる方に向け、採択されるための書き方やテクニックを解説しています。

 さて、今回は事業計画書の中心となってくる事業再構築の具体的内容について解説していこうと思います。これまで、SWOT分析事業環境分析で既存事業を分析してきたと思います。そしてこのセクションでいよいよ新たな取り組みについて説明します。補助金が採択されるためにかなり重要となってくるセクションですので、しっかりと解説を理解して書くようにしましょう。今回の記事は全体の流れの中では下図の赤線部分に該当します。

公募要領(第10回)P41-10.事業計画作成における注意事項

1.事業再構築の具体的内容とは

 このセクションでは審査員に補助金を用いて何がしたいのか、またそれをすると自社にとってどのようなことがあるのかということを説明します。それらを説明するにあたってこのセクションでは事業再構築の概要、サービス概要、コンセプトを書きます。事業再構築の具体的内容という大セクションの中に、それぞれの要素の小セクションを作るイメージです。居酒屋が新たにテイクアウト事業を始めるという想定でテンプレートとポイント解説をそれぞれ説明していこうと思います。

2.事業再構築の概要

2.1事業再構築の概要 テンプレート

 今回、事業再構築によって新たにテイクアウト事業を始めます。既存事業は外食需要しか取り込むことができていませんでしたが、新事業を行うことで、中食需要にもアプローチすることができます。また、居酒屋は営業時間が夜で席数にも限りがありましたが、新事業により、営業時間・席数の制約を受けることなく営業をすることができます。また、テイクアウト需要の増大に伴い、新事業は将来的に当社の売上の半分以上を占めると考えられます。その事業に対して新たな機械導入などの投資をすることは、当社の命運を分ける思い切った投資です。

2.2事業再構築の概要 ポイント解説

ここから先は

2,649字

¥ 7,800