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ムートン・ロート・シルト1945🍷真夜中のお誘い

おはようございます、良仁です。

セルの電源を切ろうとしてたら方外さんからのコール。

おいおい、こっちは夜中だよ…

何事かと思えば、デュッセルドルフの彼のシャトーへ来いと言うのだ。ブリュッセルにいるミコも合流すると言う。ワイン好きの美津子が行くと聞いてピンと来た。

「アレ開けるの?」

「ほら、この前、味を聞いてただろ… だから試せば?」

「だな… 行くよ。」

というわけで、ドイツへワインを飲みに行ってきます。(笑)

ムートンロートシルト1945 約£18,000 ≒ ¥2,900,000
方外さんが所蔵する最後の一本なので味見してきます。(笑)

Château mouton rothschild 1945

マネー主義が台頭する19世紀になると、世界一のワインは温暖な気候に恵まれたフランス南西部のボルドーで造られるワインで、最高のワインはボルドー五大シャトーで造られたワインであるという金融資本権力集団による恣意的な神話が作られました。(笑)

ボルドー五大シャトーというのは、1855年パリ万国博覧会で、第一級のボルドーワインを製造する四つのシャトーであると当時の権威???が格付けしたシャトーと、なぜか一つだけ1973年に第一級に昇格したシャトー・ムートン・ロートシルトを加えた五つのシャトーのことです。(笑)

シャトー・ラフィット・ロートシルト(Château Lafite-Rothschild)
1868年に、この葡萄畑をパリ・ロスチャイルド家の祖であるアムシェル・ロスチャイルドの五男、お馴染みの鉄道王ジェームス・ロスチャイルド(1792-1868)が手に入れました。

シャトー・オー・ブリオン(Château Haut-Brion)
このシャトーのオーナーはロスチャイルド投資バンカーのダグラス・ディロンです。

シャトー・ラトゥール(Château Latour)
シャトーのオーナーはカウドレー子爵であるウィートマン・ジョン・チャーチル・ピアソン。第二次世界大戦時に首相を務めたイギリスの政治家ウィンストン・チャーチルの親戚で、叔父はメキシコ油田ラザールブラザースを支配したロスチャイルドの投資バンカー、クライブ・ピアソンです。

シャトー・ムートン・ロートシルト(Château mouton rothschild)
ご存じフィリップロスチャイルドが所有するシャトー。彼の妻、ポーリンロスチャイルドは、アメリカ国歌「星条旗」の歌詞「フォートマクヘンリー砦」を書いたフランシス・キーの曾孫だという世にも不思議な因縁です。昔の天敵は今日のダーリンって、あんたも好きねぇ。(笑)その因縁話を以前、方外さんが投稿してくれてるのでお楽しみください。

Pauline, Baroness de Rothschild
ポリン・ロスチャイルド男爵夫人

シャトー・マルゴー(Château Margaux)
今のところロスチャイルド所有の証拠がない。


いかがですか。シャトーマルゴーを除いて、五大シャトーのうち四つのシャトーは既に赤い楯ロスチャイルドの所有物です。つまり、金融マフィアによって、とっくの昔にまっ赤と化しているのです。(笑)

ご存じだと思いますが、ロートシルト(rothschild)はドイツ語で「赤い楯」の意味です。英語読みにするとロスチャイルドです。始祖アムシェル・ロスチャイルドがフランクフルトのゲットー(ユダヤ人居留地)で高利貸しを始めた時、赤い楯の看板を出していたのに由来します。「ロスチャイルドは赤が大好きだったのでコミュニズムのシンボルカラーは赤色なのだ」ともいわれています。

洋酒ビジネスには、ワイン、ブランデー、スコッチ、バーボンの四大マーケットがありますが、推して知るべしで、ワインと同じく世界の一級品とか最上級品というものは全てロスチャイルドが支配しているというお話です。


この、シャトー・ムートン・ロートシルトの第二次大戦勝利記念につくられたのがムートンロートシルト1945というわけです。

このワインの話は、世界一高価なコーヒー、ブラックアイボリーについてのエッセイ『ひとつご教示願います』でも書いていますからお楽しみください。

では行ってきます。(笑)

エムケイコンサルティング 良仁