第三次世界大戦への潮流を探る(2)|NATO英米以戦争派 vs 露米印土平和派の最終決戦の行方
written by Genji Himuro
日本の皆さんはじめまして、先日米国から帰国して9月からしばらく日本にいる氷室です。女性陣の投稿が続いているので投稿します。
彼女らが話題にしているユーラシア情勢について述べたいと思います。
帰国して驚いたのは、いまだにマスク着用者が多いこととマスコミによる情報操作に騙されている人が多いことです。
個人主義の欧米人の対極にある全体主義の日本人は、良く言えば従順ですが見方によっては日和見とも言えます。つまり、日本社会では自浄作用が働きにくい或いは働いていないのではないかと思います。
現在のユーラシアにおける激動、欧州連合の崩壊、NATOによるロシアへの継続的挑発、イスラエル存続危機、ロシア特別軍事作戦、SCO(上海協力機構)の勢力拡大などの起きている現象の根底にある問題を理解している日本人は全体のどれくらいの割合でしょうか?
個人主義を前提にする欧米人は、多くの国民が自ら情報収集して自ら行動を決めます。それに対して、全体主義を前提にする日本人は、多くの国民がマスコミの情報によって日和見的に行動を決めます。
現在の世界情勢について、心咲が分かりやすく説明しているので引用します。
欧州連合(EU;European Union)の目的が新自由主義に基づくグローバリストによる格差社会を容認する一極体制(世界政府)の確立であるのに対して、上海協力機構(SCO;Shanghai Cooperation Organization)の目的は、国家主義に基づくナショナリストによる極端な格差社会を容認しない多極体制(民族政府)による世界連合の確立である。(東心咲氏記事より引用)
ロシア・ウクライナ最新情勢|神はサイコロを振らない #2 (2022.9.17)から引用
世界は、『一握りの大金持ちがすべてを支配する一極体制による世界政府を目指すグローバリスト』対『それぞれの民族政府が支配する多極体制による世界連合を目指すナショナリスト』の権力闘争によって動いています。
ユーラシア大陸における、グローバリスト(戦争派)対 ナショナリスト(平和派) の対峙闘争は最終段階に入っています。
つまり、イギリス・バイデンアメリカ・イスラエルを中心とする戦争派(日本を含む)がロシア侵略を果たしてユーラシア大陸を完全支配するか、或いはロシア・トランプアメリカ・インド・イラン・トルコを中心とする平和派がイスラエルも挫き戦争派を一掃してユーラシア大陸を完全支配するかを決める闘争が続いています。
世界全体の情勢は、ロシアとトランプアメリカを中心にした平和派勢力が戦争派を徐々に排斥しています。
戦争派にとって、世界政府創設の必須条件となるのがロシア完全支配によるユーラシア大陸完全支配です。
戦争派が2004年のオレンジ革命以来18年間継続してきたウクライナ傀儡政権による残虐なロシア挑発軍事行動が、この度のロシア特別軍事作戦によって挫かれた戦争派が計画しているのがNATO参入による第三次世界大戦開戦です。
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9月9日、ブリュッセルで、アントニー・ブリンケン米国務長官と共同記者会見を行ったNATO(北大西洋条約機構)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長は「ロシアが戦闘行為をやめれば平和が訪れる。ウクライナが戦闘行為をやめれば独立国家として存在しないことになる。」と述べた。
更に、ウクライナ軍の攻勢について「ウクライナ軍は東部ドネツク、ルガンスク両州でロシア軍の攻勢を食い止め、領土を奪還し重要な局面を迎えていて戦闘は長期化する」と語った。
イェンス・ストルテンベルグ( Jens Stoltenberg;ノルウェー人、政治家、経済学者。現NATO事務総長 1959.3.16 - )
写真左:ブリンケン 右:ストルテンベルグ
9月19日、NATO軍事委員会のオランダ人、ロブ・バウアー提督は、エストニアのタリンで行われたNATO参謀総長会議終了後の取材で、NATOは数年前にロシアと国境を接する同盟国に旅団規模の軍隊を配備することを計画し既に実行していることを認め、その規模は必要に応じて拡大可能でありNATOは1949年以来最も大規模な軍事構造の再構築を議論していると述べた。
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この二人のNATO主要人物のコメントをどのように思われますか?
私には第三次世界大戦勃発を想定した発言としか思えません。
特に、ストルテンベルグNATO事務総長の発言は道理が立たない、不条理そのものではないでしょうか?
「ロシアが戦闘行為をやめれば平和が訪れる。ウクライナが戦闘行為をやめれば独立国家として存在しないことになる。」
ロシアが戦闘行為をやめれば平和が訪れる?
ロシアが今年2月24日に特別軍事作戦を開始したのはロシア国境に隣接するウクライナのドンバス地方を解放するためです。プーチン大統領は、作戦の目的は「8年間ウクライナ政権によって虐待され大量に虐殺されている人々を守ることだ」と説明し目的を達成するためにウクライナの非軍事化と非ナチ化を遂行すると言明しました。
ストルテンベルグの発言は道理が立ちません。
ロシアがウクライナの非軍事化と非ナチ化を遂行しなければドンバス地方の親ロシア派ウクライナ人が虐殺され続けます。
ウクライナが戦闘行為をやめれば独立国家として存在しないことになる?
プーチン大統領は、作戦の目的は「ドンバス地方をウクライナ政権による弾圧から解放することであり領土支配することではない」と言明しました。更に、「ウクライナの非軍事化と非ナチ化を実現すればウクライナの独立を認める」とも言明しています。
ストルテンベルグの発言は道理が立ちません。
ウクライナが戦闘行為を続ければロシアが併合せざる得なくなります。
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もう一度述べます。
世界は、『一握りの大金持ちがすべてを支配する一極体制による世界政府を目指すグローバリスト』対『それぞれの民族政府が支配する多極体制による世界連合を目指すナショナリスト』の権力闘争によって動いています。
世界全体の情勢は、ロシアとトランプアメリカを中心にした平和派勢力が戦争派を徐々に排斥しています。
戦争派にとって、世界政府創設の必須条件となるのがロシア完全支配によるユーラシア大陸完全支配です。
戦争派が2004年のオレンジ革命以来18年間継続してきたウクライナ傀儡政権による残虐なロシア挑発軍事行動が、この度のロシア特別軍事作戦によって挫かれた戦争派が計画しているのがNATO参入による第三次世界大戦開戦です。
平和派が勝利すれば、米ロ冷戦は完全に終了し、現在問題化しているエレルギー問題も食糧問題も金融問題もすべて解決されて平和な世界が訪れます。
戦争派が勝利すれば、常に世界のどこかで戦争が起き、エネルギー問題、食糧問題、金融恐慌など、あらゆる不条理が常在化したカオスの世界が訪れます。
日本の立法府・司法府・行政府、そして本来第四権力としてあるべきメディアはどうあるべきで何をすべきか?
日本人はどうあるべきで何をすべきか?
すべての日本人に問いたい。
貴方はどうあるべきで国のために何をすべきか?
エムケイコンサルティング情報室 氷室玄司