愚かなる者 汝は人間なり -4-
米1ドル札にイルミナティのプロビンスの目が描かれたり、日本の千円札の湖面に映っているのが富士山ではなくシナイ山だというのは、都市伝説でもなんでもない事実であって、不思議なことでもありません。
金融マフィアは支配通貨にサインを刷るのがお好きです。
よく見れば彼らが発行する通貨は落書きだらけです。
アメリカ合衆国の国章の裏や1ドル紙幣の裏に、フリーメイソンのシンボルであるプロビデンスの目と一緒に書かれている ラテン語「novus ordo seclorum」英語で「New Order of the Ages」(時代の新秩序)の謎めいた文字。
金融マフィアは簡単に巨利を産む戦争ビジネスが大好きです。戦争で資産家が死ねばスイスの隠し財産も自動的に手に入ります。やめられない止まらないわけです。
彼らにとって戦争は空気や水のようなもの。いつもあるのがあたりまえ。
戦争がなくならないのはそういう理由です。
かって、欧州には26以上のユダヤ人居留地、ゲットーがありましたが、中でもフランクフルトのゲットーからは、オッペンハイマー、ゴールドスミス、ロスチャイルド、シフなど有力な金融一族が現れ、互いに血縁関係を結び、それに王家や貴族が交わり混然一体の大閨閥を築き上げました。
20世紀になると、モルガンやロスチャイルドなど、米国新興金融一族との血縁を増やし巨大な金融閨閥が形成されました。
銀行は2つに大別されます。貸付によって通貨を発行する商業銀行と資産を運用管理する投資銀行です。大金の動くところには必ず彼らが見え隠れします。
悪知恵を尽くして金融ビジネス・原子力ビジネス・戦争ビジネスを展開するマーチャントバンカーは、その残忍冷酷さによってランクが決まります。
まるで血の匂いに集まるサメのようにお金の匂いを嗅ぎつけてやってきます。
ロスチャイルドら金融マフィアに利用された薩摩長州などの若い下級藩士が群れて起こした明治クーデター。その後の日清日露戦争、支那事変、太平洋戦争でも彼らの姿が見え隠れしています。
そうした戦争は、金融マフィアが自分たちの利益のために仕掛けた戦争でした。
司馬遼太郎のフィクションですっかり英雄扱いされるようになった坂本龍馬も、ロスチャイルドに利用されてポイ捨てされただけのことです。
中東戦争、中国市場開放、ソ連邦崩壊、東西冷戦終結、ありとあらゆる動乱の歴史の節々に必ず投資銀行の暗躍があり、金融マフィアのシナリオがありました。
マーチャントバンカーと併用され情報の収集と分析を目的に活動するのが諜報員です。
英国内務省が掌握する軍事情報部第六課は通称MI6と呼ばれる映画007のジェームズボンドが所属している諜報機関です。このMI6に相当する諜報機関がロスチャイルドの血縁者で組織されているのは周知の事実です。国内情報の諜報活動を担うのがMI5、国外情報を担うのがMI6です。
この諜報機関の責任者が米国でつくったのがCIAです。CIAが国外、FBIが国内を担当しています。
ハリウッド映画で洗脳された人にはピンとこないでしょうが、MI5・MI6がロスチャイルド、FBI・CIAがロックフェラーの所有物です。
ロスチャイルド系のトランプさんを落選させるためにFBI・CIAが奔走していた理由がお分かりでしょう。米国の映画産業を支配しているのもロックフェラーですから、ハリウッドのスパイ映画はCIAやFBIのイメージを上げるプロパガンダってことになります。
諜報員の仕事は、情報分析のほかにスパイ活動、謀略遂行に合わせた破壊・暗殺活動など皆さんが映画でご存じのとおりです。映画とちがうのは、その目的が正義ではなく、もちろん、国益でもなく金融資本権力集団の世界支配のためだということです。
映画007は、それまでのスパイ映画と違いリアルさが評判の映画ですが、原作者のイアンフレミング自身がロスチャイルドファミリーの一員でボンドと同じ英国海軍少佐に就任していたのですからリアルな描写ができたのでしょう。
これら諜報機関名に使用される intelligence は情報分析を表し諜報員は人並み外れた情報収集能力と同時に秀逸した情報分析力が求められていたと推察できます。一族のエリートを中心に構成された組織でしょう。
近年、天才的な投機分析力を持つ財政家として諜報戦の世界に君臨していたのが純血ロスチャイルドのジェームズゴールドスミスです。20世紀の財政家としてダントツトップといわれ、映画007のジェームズボンドのモデルだとも、ジェームズボンドに敵対する悪の親玉のモデルだとも噂されるジェームズゴールドスミス。いづれにせよ、史上最強の魅力的な悪党だったようです。
ジェームズゴールドスミスさんが健在の頃、ジェームズさんをAランクの財政家とすれば、3ランク下のDランクの財政家とランク付けされていたのがドナルドトランプさんです。面白いですね。
始まったばかりの21世紀。国際金融マフィアによる世界支配。台頭する中国。食い尽くした後の米国潰しも視野にいれて暗躍する国際金融マフィア。骨までしゃぶられて時代の波に乗せてもらえない日本。
グローバリズムとナショナリズムの正面衝突。
どうやら、世界は大きな変動期に入ったようです。
完
2014年10月20日
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MKC情報室 氷室