【3万字超|最高峰の再現性】バイオリンの売上向上施策 ~思考過程から発表まで一言一句全て公開~
目次
Chapter1. まえがき
お世話になっております。本noteでは実際のケース問題の解説を行います。
普段のケース対策の中で、以下のような悩みはありませんでしょうか?
本noteではそのようなお悩みに答えるべく、問題を出題し、思考を一言一句その意図まで全て言語化し、最後にファーストアウトプットと想定されるディスカッションを書いています。
適宜止めて解説を入れて、他ケースにも適用できる学びも多数掲載しています。
1-1. 自己紹介
・大学:東京一工早慶 2x卒(0≦x≦5)
・内定先:外資系戦略コンサルなど
・その他就活実績:戦コン外銀ジョブ10社以上獲得、ジョブ通過率90%、外銀人物面接24勝1負
・メンティーの実績:24、25卒からMBB、Tier2外資系戦略コンサル、日系戦略コンサル、外資系投資銀行など多数内定
・その他特筆すべき特徴:読書対策200冊以上(経営戦略論、思考法中心)、言語化による再現性の高さが得意
※上記に加え他の外資系戦略コンサル内定者もレビュー作業に加わっております。
1-2. 本noteのターゲット及び特徴
・1. 内定者の実際のアウトプットを見てみたい方
→普段、友人との壁打ちなどを通して対策をしている中で到達するべき水準感が分からない方が多いのではないでしょうか。
→最低限到達するべき目標、つまり内定する為に必要な水準感を把握することが大切です。課題とは目標と現状の差分であり、対策において目標が把握できていない状態は極めて危険です。ゴール地点が分からないランニングをしたくないですよね。短距離なら開始すぐに全速力で走りますが、長距離なのに開始すぐに全速力で走ることは体力効率の観点から不合理です。
・2. 他noteを購入したり内定者と壁打ちをしたりする中でアウトプットの水準感は把握できたが、アウトプットに至るまでの思考の流れを見てみたい方
→他noteや普段の壁打ちの問題点として「ファーストアウトプットはなんとなく分かったがどうしてそれを思い付いたの?」という点が不明瞭であることが挙げられます。
→この現象は大学受験数学の回答例と同じで「先に回答を見て読めば納得できるが、それをどう思い付いたかが分からない」という類似点があります。思考過程が言語化されていないものに再現性はありませんし、アウトプットは安定化しません。
・3. 理論編noteを既に買っており、その実践例が気になる方
→思考フロー、ファーストアウトプット、学びそれぞれで理論編のnoteと適宜対応する部分を示しています。
※本note単体でも読むことができるように適宜理論編の補足を入れておりますので、理論編を購入する予定がない方もご安心ください。
・4. ケース面接の壁打ちを始めた直後で、ケース面接の概観を掴みたい方(主に26卒の方)
→ケース面接とは何か?を知ることが対策初期段階では大切です。
→ケース対策本が巷には溢れていますが、それ鵜呑みにしてしまうとフレームワークに囚われ、問題独自の筋の良い思考ができない対策厨が完成してしまいます。その点、本noteに優位性があります。
以上を1,180円(※本割引価格はXでのリポストが条件)という非常にお得な価格で実現しています。カフェのドリンク+お菓子の代わりにでも購入してみてください。他にケース面接の思考フロー及び解答例をここまで精緻に述べたnoteあまりないと思います。
問題と思考フローの一部まで無料部分として公開させていただきます。折角の機会ですし、無料部分だけでも見て行ってください。(3,000文字以上あります。)
※情報の希少性担保の観点から、販売状況により予告なく値上げさせていただく可能性がございます。
※なお、返金は受け付けておりませんので予めご了承ください。
Chapter2. 問題
Chapter3. 思考フロー 〜脳内の初期仮説構築過程を一言一句言語化〜
一言一句、思い付いた順番に書いていきます。途中適宜止めながらなぜその思考をしたのか記していきます。
※思考フローの再現が目的なので大変冗長かつ曖昧なワーディングが多くなります、ご注意ください。
3-1. 消費者ニーズの特定と若干の上段の検討
・1. 消費者ニーズの特定
→まずは消費者への解像度を高めたいのでニーズを分析することにしました。ニーズが変わると行動フローも購買決定要因も異なるので想起しやすい場合は何よりもまず初めに検討したいところです。自身の経験や他商材からのアナロジーを基にニーズを抽出しました。
→アナロジーを効かせる際にはバイオリン(具体)→楽器(抽象)→ギター、ピアノ(具体)と具体と抽象の往復運動をします。ただ、3段階目で幅出しする具体が何でも良いかというとそうではありません。1 元の具体と類似性が高いか(反例リスクの回避)、2 自身の頭の中の記憶から具体を想起しやすいかを判断軸としてアナロジー先を選定しましょう。今回ならバイオリンと同じでガチ目的もいるし習い事くらいのカジュアルな目的もいるし、かつ自身の経験から過去に触れた、あるいは友人が触れていた楽器としてギターとピアノを選定しています。
→消費者ニーズは具体的に検討しましょう。「演奏」の粒度だとまだ不十分で、今回ならガチ度が1つ演奏の中でも有効な分類軸として機能しそうです。ガチ度軸以外にも楽しみ、自己実現欲求、子の教育…など目的別の分類も可能でしょう。
※これがジョブや実際のコンサルティングプロジェクトで定性的な「ガチ度」というワーディングをすると「ガチ度とは?」「ガチ度を規定する定量的判断軸は?」「その定量データは収集可能か?」「収集可能ではない場合それに強く相関する疑似ファクトを収集可能か?」…などと詰めが入ります。しかし、ここはケース面接の場であり思考時間もファクトもないので定性的ワーディングでもある程度許容可能です。
→今回はニーズから検討しましたが、適宜思考が進む部分から柔軟に順番を変えて検討しましょう。人によって思考の強みが異なるからです。ただニーズは行動フローにも購買決定要因にも影響する思考内容なので思考時間中のできる限り初めの時間に明確化したいところです。
・2. 使用者と購買者が異なる商材には注意する
→本問では子供(使用者)と親(購買者)が異なりますね。このように主体が複数ある場合には注意しましょう。
→複数ある主体に気付く方法は2つあり、1 使用者の行動フローに影響を与える要因から自然な演繹的帰結として購買者が出てくる場合、2 機械的にステークホルダーを検討して出てくる場合があります。
→子供と親はよくある例ですが、他にもペットと飼い主などもそのパターンの1つです。頭に入れておくと役立ちます。
・3. 各ニーズの存在量を考える
→ファーストアウトプットでは「なぜそのセグメントに注力するのか?」という問い(幅出しと絞り込みに対する論理の詰め)に対して論理的に応答する必要があり、その判断軸として各セグメントの存在量を把握しておくことはほぼマストです。
→加えて、大切なのは「なぜそのセグメントが大きいのか、あるいは小さいのか?」「これから伸びる、縮むのであれはそれはなぜか?」とその要因を検討することです。要因を特定することで当該セグメントのニーズ、購買決定要因への解像度が上昇する場合があり、ファーストアウトプットの精度向上に寄与します。
→今は簡単に検討しましたが、後で上段の論理を埋めるのに必要な情報を収集する際にもう少し精緻化します。
・4. 適宜、ボトムアップで出た要素を抽象化して構造化する
→上述の内容でいくとガチ度での整理がその例ですが、適宜構造化して議論を細かくでもいいのでまとめておくと良いでしょう。
→1 ファーストアウトプットでは最終的に思考を構造化する必要がある、2 後でボトムの要素が大量に蓄積した状態で構造化しようとすると、一度の思考コストが莫大になり、想定的に構造化に時間を要してしまう可能性がある ことが理由です。
・5. toB、toCなど最上段で漏らしてはいけない論点を検討する
→こちらは機械的に検討しています。最上段で漏れるとまずいのは収益源の幅出し、toBとtoCの分岐、式分解する場合出てくる因数…などです。分解自体にバリューはあまりない(≒他通過レベルの方と有意な差別化にはならない)ですが漏らした場合のダウンサイドリスクがあまりにも大きいので機械的な検討がお勧めです。全体像の把握であれば10秒かからずに終わります。
(以下、有料部分)
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