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エイシンフラッシュとオニャンコポンと私

オニャンコポンが2022年の京成杯を制しました。

オニャンコポンはこれで3勝目で重賞初勝利。エイシンフラッシュ産駒にとっても初の重賞制覇です。エイシンフラッシュもまた2010年の京成杯を勝っているため、父子での京成杯勝利となりました。

この日、私は中山競馬場にいました。オニャンコポンが戦闘ででゴール板を駆け抜けた瞬間、私は無我夢中で拍手していました。新馬戦から応援していた馬が重賞という舞台で見事な勝利を決めたのです。もう最高の瞬間でした。

これだけ私がオニャンコポンに期待を寄せるのは、もちろんその走りに見せられたのもありますが、エイシンフラッシュ産駒だから、というのが大きな理由になっています。


エイシンフラッシュと私

エイシンフラッシュという競走馬を私が初めて知ったのは、2012年の天皇賞(秋)でした。天皇皇后両陛下が臨席された天覧競馬となったレースで見事勝利し、鞍上のミルコ・デムーロ騎手が下馬して一礼したシーンが強く印象に残っています。ただ、その馬がエイシンフラッシュだったと知ったのは、ウマ娘を始めてからでした。

2021年の夏に北海道へ旅行した際、エイシンフラッシュが繋養されているレックススタッドの見学予定日の前日にウマ娘で実装されるという偶然が発生しました。
見学当日、エイシンフラッシュの厩舎の前でガチャを回すオタク。なかなか顔を出してくれませんでしたがなんとかガチャは引き当てることができ、本人(馬)も見学終了時刻ギリギリで顔を出してくれました。

これがきっかけで勝手にエイシンフラッシュとの奇妙な縁を感じ、その後エイシンフラッシュ産駒に一口出資することができました。


オニャンコポンと私

北海道でエイシンフラッシュに逢ってから、私はレースに出走するエイシンフラッシュ産駒を応援するようになりました。オニャンコポンもそのうちの一頭です。名前の響きからちょっと話題になっていましたが、実力はどうだろう…と半信半疑。買った馬券がワイドというところにそれが出ています。
レースでは好スタートを決めて2番手をキープ。最終コーナーから直線に向いて先頭に立つと菅原明良騎手の鞭に素早く反応して加速。見事に新馬勝ちを決めました。

その後、百日草特別に出走したときももちろん応援しました。新馬戦ではワイドで日和ったので今回は単勝勝負。
今回も新馬戦と同様に好スタートを決めて2番手を維持したまま最後の直線。スッと加速して先頭に立つとそのまま押し切っての見事な連勝でした。この時点で、「このエイシンフラッシュ産駒は強い…!」と大きな期待を寄せるようになりました。

次の舞台はGⅠ・ホープフルステークス。中距離で結果を残した強力な2歳馬たちが揃う舞台です。とは言え、中山は新馬戦でも勝っているし、現在2連勝中。十分戦えると思っていました。

今回もスタートを決めて好位をキープしたまま4コーナーから直線へ。ここから一気にスパート……が決まらず、前走までのような鋭い伸び脚を見せることなく11着と破れてしまいました。

そして迎えた2022年の初戦、京成杯。父エイシンフラッシュもここを勝ってクラシック戦線へと進みました。実力はあるはずだからきっといい走りをしてくれるはず…そう信じていました。

レースはいつも通り好スタートを決めて先行策…と思いきや、今日は中団まで下がります。「これまでとは違う競馬も考えている」という小島調教師のコメントがありましたが、確かにこれまでとは違う戦法です。
そのまま最終直線に入り、ちょっと厳しいか…と思ったその時。エイシンフラッシュが勝った日本ダービーを彷彿とさせる鋭い末脚を見せて大外からじわじわ先頭に迫り、ゴール板直前で見事先頭に立ってそのままゴール。見事な重賞制覇でした。

昨年の天皇賞(秋)でのエフフォーリア勝利では鳥肌が立ちましたし、中山大障害でのオジュウチョウサンの大復活はゴールした瞬間に涙が出ましたが、今回はそれとは比べ物にならないぐらいの感動でした。馬券が当たったとかそれもまあもちろんありますが、応援し続けていた馬が勝ってくれるという事実が最高に幸せでした。

…さて、ここまでオニャンコポンは3勝を挙げ、京成杯を制覇。これはエイシンフラッシュと同じです。エイシンフラッシュはこのあと皐月賞に進み3着でした。ぜひともオニャンコポンには父親を超えてほしいです。そしてその先の日本ダービーでは、親子制覇という快挙が待っています。もちろんこの先もオニャンコポンを応援していきます!


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