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グラフィックファシリテーションを行う【実践課題vol.2後編】

本noteの趣旨について

初めまして、こんにちは、たまちゃんと申します。現在グラフィックファシリテーションのプロフェッショナルになるために、日々修行中です!本noteは、自己内省のために日々の気づきを書き留めています。また、プロになるまでの過程を記録していくことで「自分もプロを目指したい、だけど大丈夫かなぁ」と不安に思う方の参考にればと考えています。前編に引き続き、今回は後編になります。

共有することで産まれたもの

全体共有を終え話しが深まったところで、チェックアウトとして、ひとりづつ思ったこと、感じたことを声に出していきます。ひとりづつ丁寧に、自分の言葉で力強くこの時間を振り返っていきます。不思議な時間、雰囲気が漂う。気づけば、そこには全員をホールドする安全安心な場がありました。

心に引っかかったこと

 ここからは、ファシリテーターではなく、いち父親として、また、いち市民としてチェックアウトの中でも、自分への投げかけとして今でも響いていることについて少しだけ、書きます。

怪我なく安全の副作用

 今の子どもの放課後の前提条件として「安全、安心」があります。でも、この「安全、安心」って誰に向けられているのだろう?「安全、安心」を構築するために、大人が子どもの居場所に配備され、近所のお兄ちゃん、お姉ちゃんの役割が薄れ、接点がなくなり、じわじわと子どものテリトリーが制限されているのかもしれません。(なぜか平成たぬきぽんぽこ合戦のラストシーンを思い出します。)

思い返せば僕の小学生の放課後は子どもたちだけの空間や時間があり、プライバシーが保たれていたなぁと思います。そして、毎日、お下がりの自転車に跨り、探検に出ていました。あの時の光景や気持ちは今でもふとした時に蘇る豊かな感覚として残っています。

僕が見ているものはほんの一部

 もうひとつ、1週間、経っても心が痛むこと。参加者のお母さんが、涙ながらに声に出してくれた「小金井に住むんじゃなかった。孤独なんです、助けてください!」この言葉が忘れられないです。詳細を書くことはしませんが、他市からこの街に移り住み、小学生を育てていくには、ハードも街の関係性もまだ優しくないデザインのようです。僕も、他市からこの街に移り住みましたが、この街をとても気に入ってます。それは、どの季節でもどこかで祭りが開かれ、緑が豊かで、ふとした時に、場所や人からなにか文化的な気配を感じられ、温かみがある街だからです。でも、この景色も息子が小学生になったら変わるのだろうか?僕もこの街に居を構えたことに後悔をするのだろうか?そうならないために、今、このプロジェクトに出会えたのかもしれないです。事務局の方も「自分の子どものためになんとかしたかった、でもそれが出来なかったから今、この活動をしている」とおっしゃっていたことを思い出しました。鋭く苦しい言葉だったけど、確かにあの場の参加者に響いたと思います。

この実践は僕にたくさんの学びと気づきを授けてくれました。
さー、残り2回、気合い入れ直して頑張ろう!

次回について

 次回はプロコースの合宿での学びか、新しい実践を予定しています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

※グラフィックは小金井子育て・子育ちネットワーク協議会の了承を得て載せています。二次利用は禁止です。

小金井子育て・子育ちネットワーク協議会は小金井市内で、子育てや子どもに関わる活動をしている多くの市民団体と、関係機関等が、ゆるやかにつながり連携し、いろいろな事業を行って、小金井の子育て・子育ちを応援していくために、平成23年8月2日に設立された協議会です。 「脱・孤育て、孤育ち~地域で子どもを育む取組み~」をミッションとして、小金井子育てパートナーシップの宣言子育て支援サイトの運営子育て・子育ちに関する講演会・学習会等の開催などの事業を行っています。


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