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最近聴いているアルバム2022.04


Self Defense Family 『Heaven Is Earth』 (2015)

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見慣れた景色で視界がグワンと歪むような、違和感のある音楽。Pure X風のアリゾナ砂漠サイケな音に、なぜかハードコア風のボーカルが乗るのが違和感の原因だろう。エモの哀愁やスロウコアの行き場の無い絶望感も込められており、隠れた名作。


Death Of Lovers 『The Acrobat』(2018)

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Nothingのメンバーによる別ユニット。メンバーのルーツである80年代UKニューウェーブを追求した趣味的な作品。The CureやNew Orderの物語性や精神性を引き継いでいるわけではない。特にこれ自体がどうこうではなく、Nothingのファンが意外性を楽しむための作品。


Bill Ryder-Jones 『Yawn』 (2018)

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エモ/スロウコアの歴史的名盤。荘厳なチェロと硬軟自在のギターワークは天才的としか言いようがない。馴染みの無い街で新生活。電車から見える夕焼けに染まる家々。ポツポツ灯り出す街灯。独りの家に帰る心細さ。想像したら泣ける。"Don't Be Scared, I Love You", "Mither"は異常なまでの名曲。全部の音の全瞬間がエモい。


Tom Misch 『Geography』(2018)

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人生の1ページを飾る思い出の作品。東京にいた頃、終電も過ぎた土曜の深夜に誰もいない都心を妻とオープンカーでよくドライブしていた。BGMは毎回これ。"You're On My Mind"が流れると、洋楽に全く興味のない妻も自然と口ずさむ。それを聴いているのが人生で一番好きな時間だった。


Touche Amore 『Lament』(2020)

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スクリーモ/ハードコアだけど、根っからのハードコアバンドというよりは、エモバンドがハードコアの音をやっているというイメージ。何しろ曲がエモい。圧でゴリ押すわけではなく、ディレイを多用した音色、フレーズのセンス、スピード感でシャープに聴き手を刺す。


Shelly's Gone 『Shelly's Secret』 (2020)

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60'sブリティッシュロックを思わせるソングライティング。The Kinksのようなひねくれと素直な美しさを持っている。たまに言葉にならないほど美しいメロディが出てくるが、すぐに変なメロディに戻る。天然なのか確信犯なのか、いずれにしても好き。Surface To Air Massiveと名乗っていた頃より好き。相当好き。"Shotgun"とか最高。


FKJ "Greener"

遂にサンタナのギターが一周回ってカッコよくなる時代が来たかと感慨深くなる。言葉は悪いが、ただのチルR&Bに彼の鋭いギターが加わるだけで、これほどまでセクシーで完璧な曲が出来るのかと驚いた。彼をフィーチャーした時点で勝ち。アルバム『Vincent』は6/11発売。他にLittle Dragon, Toro Y Moiなどが参加している。



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