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アルバムレビュー

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#レビュー

Humdrum 『Every Heaven』 (2024)

6/10 ★★★★★★☆☆☆☆ まず思い出したのはThe Pains Of Being At Heartのデビュー作(2009…

Kt.Fmk
3か月前
9

The Cure 『Songs Of A Lost World』 (2024)

9/10 ★★★★★★★★★☆ どんなに素晴らしい音世界を繰り広げたバンドも、ほぼ全てが劣化し…

Kt.Fmk
3か月前
25

Jamie Isaac 『Please, Remember Me』(2024)

7/10 ★★★★★★★☆☆☆ 2020年にNosaj Thingと組んだシングルを出してはいたが、フルとし…

Kt.Fmk
3か月前
9

High Vis 『Guided Tour』(2024)

7/10 ★★★★★★★☆☆☆ 前作の時点でこのバンドの折衷志向は明白だったが、更にそれを強め…

Kt.Fmk
4か月前
9

Swim Deep 『There's A Big Star Outside』(2024)

7/10 ★★★★★★★☆☆☆ バーミンガムのインディポップバンド、5年ぶりとなる4thアルバム。…

Kt.Fmk
8か月前
9

DIIV 『Frog In Boiling Water』(2024)

8/10 ★★★★★★★★☆☆ 実に5年ぶりの4thアルバム。このバンドの、そしてシューゲイザーと…

Kt.Fmk
8か月前
14

One Step Closer 『All You Embrace』(2024)

8/10 ★★★★★★★★☆☆ やっとリリースされたセカンドアルバム。メロディックハードコア、エモコアに分類されるペンシルヴァニアのバンドで、Have Heart (中心人物Patrick FlynnはFiddleheadの結成者)やTurnstileのサポートを務めたところから私は知った。 2021年のデビュー作『This Place You Know』は10曲28分のいかにもなメロコアといった感じで、Title Fightに影響を受けたであろうメランコリックなところはお

Fiddlehead 『Between The Richness』 (2021)

7/10 ★★★★★★★☆☆☆ 米マサチューセッツのハードコアバンドHave Heart解散後、ボーカ…

Kt.Fmk
2年前
9

O.R.k. 『Screamnasium』(2022)

7/10 ★★★★★★★☆☆☆ O.R.k.は、元Porcupine TreeのColin Edwin(ベース)、King Crims…

Kt.Fmk
2年前
5

Knifeplay 『Animal Drowning』 (2022)

8/10 ★★★★★★★★☆☆ 傑作『Peartly』(2019)以来3年半振りの2ndアルバム。ノイジーな…

Kt.Fmk
2年前
8

High Vis 『Blending』(2022)

8/10 ★★★★★★★★☆☆ あらゆる可能性を秘めている。あらゆる音楽を呑み込んでどこまで…

Kt.Fmk
2年前
8

Oliver Sim 『Hideous Bastard』(2022)

3/10 ★★★☆☆☆☆☆☆☆ 歌詞は特徴的だが、サウンド含めた一つの音楽として、どこを目指…

Kt.Fmk
2年前
9

Peace - In Love (2013)

8/10 ★★★★★★★★☆☆ 2009〜2012年、インディロックとは奇抜か実験的か高尚なものでなく…

Kt.Fmk
3年前
8

Foxing - Draw Down The Moon (2021)

総評: 6/10 事前の期待が新作へのハードルを過度に上げたのかもしれないが、思ったより「普通」の作風だなという印象を持った。少しだけ期待外れの作品。 前作は珍妙であることを至上命題とした作品であった。珍妙でさえあれば良かったので、実際に思いっきり珍妙だったし、珍妙であることに何の力みも無かった。それが好結果を生み出していた。 本作はそこから一歩踏み出し、メインストリームへ勝負をかけた印象。整えられたドラム、シンセサイザーが耳を刺激する。しかしそのせいか、前作にはな