プロアスリートが副業しちゃいけないの?
今どき、ビジネスマンの副業(複業)は珍しくなくなった。
一方、プロアスリートの副業と言うと、「本業を疎かにしている」「真面目に練習しろ」という声が少なからず聞こえてくる。
そのとき、いつも私はこう思う。
「プロアスリートが副業しちゃいけないの?」って。
私はプロアスリートの副業は大賛成である。
というかむしろ「プロアスリートは必ず副業しろ!」とさえ思う。
理由は2つ。
1つ目は自由時間の多さ。
プロアスリートの場合、1日の練習時間はせいぜい2~3時間。
1日中練習していたらオーバーワークになる。
ビジネスマンと比較して、圧倒的に自由に使える時間が多いのだ。
時間というのは仕事をする上で大きな資本だ。
それがプロアスリートには与えられているのだから、活かさない手はない。
2つ目はセカンドキャリア形成。
これが副業をすべき一番大きな理由だと思う。
プロアスリートは必ず引退をする。
ビジネスマンも定年はあるが、大きく違うのがその引退の時期がいつかわからないこと。
明日、戦力外通告をされる可能性だってある。
そうなった時に、コーチや監督、解説者になれる人はほんの一握り。
戦力外通告を言われてから考えても遅いのだ。
選手として活躍しているうちに副業をすることで、それをそのままセカンドキャリアにすることができたり、その副業を活かして企業に就職することだってできるかもしれない。
副業を反対するファンの気持ちもわかる。
特に負けが続くときや、選手が不調なときこそ、言いたくなる。
でもスポーツ選手は結果が全て。
活躍したら褒めたたえ、調子が悪いときはプレーに対して𠮟咤激励する。
それが正当なスポーツ文化だと私は思う。
副業しているかどうかは関係ない。
あなたはスポーツ選手の副業どう思いますか?
賛成ですか?反対ですか?