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新交響楽団第248回演奏会

『新交響楽団第248回演奏会』に伺いました。(2020/1/19@東京芸術劇場コンサートホール)

新交響楽団は作曲家の芥川也寸志を音楽監督とし1956年創設した東京を拠点に活動をしているアマチュアオーケストラです。時代ごとに一線で活躍する指揮者をゲストに招いて活動をしています。
指揮は飯守泰次郎さん。現在、仙台フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者、東京シティ・フィル桂冠名誉指揮者、関西フィル桂冠名誉指揮者を務めています。桐朋学園卒業後、ヨーロッパで研鑽を積み、1966年ミトロプーロス国際指揮者コンクール、1969年カラヤン国際指揮者コンクールでともに4位入賞。1972年には芸術選奨新人賞とバルセロナのシーズン最高指揮者賞を受賞しました。2003年には東京シティ・フィルと取り組んだ『ニーベルンゲンの指環』の上演で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞し、バイロイト音楽祭元総監督のヴォルフガング・ワーグナーからも賛辞を受けています。

プログラム
モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲
ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

『魔笛』の序曲が始まると重心の低い音楽作りが印象的で、ドイツ的深遠さと優しさが同居したかのような世界が繰り広げられました。ハイドンでもモーツァルトでのバランス感を踏襲されましたが、引き締まったテンポと優雅な香りが漂う素敵な表現が印象的。チャイコフスキーの『悲愴』は飯守さんが引き出す緊張感と高揚感がすごく、マエストロの音楽に向ける情熱が客席にも押し寄せてくるようでした!新交響楽団の演奏は隙がなく、マエストロと一丸になって音楽の素晴らしさを体現していて感動的でした!!
詰めかけた多くの聴衆も一期一会とも言える演奏を共有でき、会場には多くの「ブラボー」が鳴り響きました!!

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