廣瀬麻帆&宮崎翔太 2台ピアノの夕べ(2019/5/8)
『廣瀬麻帆&宮崎翔太 2台ピアノの夕べ』に伺いました。(2019/5/8@ ルーテル市ヶ谷センター)
共に桐朋音大を卒業されたピアニスト廣瀬麻帆(Maho Hirose)さんと宮崎翔太(Shota Miyazaki)さんが共演したコンサートでした。
冒頭のアレンスキーの組曲第2番「シルエット」は、向かい合わせに置かれた2台のピアノで演奏され、多彩で軽快な5曲が華やかに響きました。続く廣瀬さんのソロによるフォーレの「舟歌第3番」 は、しっとりと情感豊かな演奏で幻想的な雰囲気がよく表現されていました。宮崎さんはショパンの「英雄ポロネーズ」を鮮やかに弾きました。
サン=サーンスの「動物の謝肉祭」は1台のピアノを2人で弾く「4手 連弾」で演奏され、親しみやすい楽曲をとても楽しく聴きました。プログラム最後にラフマニノフの「組曲第2番」が2台のピアノで演奏されました。ラフマニノフらしいロマンチックなメロディーが豊かに響き、まるでオーケストラとのコンチェルトのような広がりを感じ、とても聴きごたえがありました。
アンコールにはサン=サーンスの「白鳥」が連弾で演奏され、廣瀬さんの弾く高音のパッセージが美しく煌めきました。
皆さんもぜひコンパスを使ってコンサートをお楽しみください!